古着Tの価値は? タグの見方から年代の見極め方も教えます! ハーレーダビッドソン人気絵柄図鑑。

ワードローブにTシャツは数あれど、ハーレーダビッドソンのヴィンテージTシャツは別格。プリントの色褪せ具合や1点モノの存在感。タグには「Made in USA」の文字。そんな古着市場でも価格が高騰中の“H-D”Tシャツの中から、人気が過熱するデザインをピックアップ! ここでは紹介しきれない膨大な数を誌面では紹介しているのでぜひライトニング9月号をチェックしてみてほしい。

ロゴ|ブランドが背負う信念や哲学、歴史までもが凝縮。

ハーレーダビッドソンの代名詞といえば、1912年に誕生した由緒正しき「バー&シールド」ロゴ。またブランドが目指す「スピード、勝利、自由」の意味が込められた、星条旗をモチーフにした「No.1」ロゴ。そして独特のタイポグラフィや武骨なフォント、そして堂々たるレイアウトによって、「HARLEY-DAVIDSON」と描かれているだけで成立する圧倒的なデザイン……。ヴィンテージ物を入手するなら、まずロゴTシャツから攻略したい!

1970年代製Championボディ・2万2000円(ミスタークリーン TEL090-2206-1755)

1980年代製Hanesボディ・1万8700円(フォヴォス TEL03-3797-5822)

1980年代製Unkownボディ・4万40000円(ステップアヘッド原宿本店 TEL03-6379-4394)

“No.1”ロゴの歴史とは?

ハーレーワークスの伝説的ライダー、マート・ローウィル。彼が1969年に米国最高峰のモーターサイクルレース「AMAグランドナショナルチャンピオンシップ」でシーズンタイトルを獲得。この快挙を記念して、創業者の孫であるウィリー・G・ダビッドソンによってデザインされたのが“No.1”ロゴだ。

雷&炎|雷炎のグラフィックが語るH-Dのバイカースピリット。

ヴィンテージ市場で注目される“雷”と“炎”のモチーフ。1980年代〜2000年代にかけて流通したこれらの一枚は、雷はスピードとパワー、炎は情熱と反骨精神と、これ以上ないほどストレートに、H-Dらしさが表現されている。加えてフェードしたブラックボディやひび割れたプリントの雰囲気もポイント。単なる旧いTシャツではなく、時を超えた存在感も味わえるのだ。ちなみに1990年代の青い稲妻柄は、古着店界隈で相場が高騰中!

1990年代製Unkownボディ・2万1990円(ボストック TEL03-3470-2221)

1990年代製Hanesボディ“H-D織りネーム”・3万9600円(ドラセナノースダイヤ街店 TEL0422-24-7572)

1990年代製Unkown・1万990円(ボストック TEL03-3470-2221)

鷲|自由を追いかけたバイカーたちのシンボル的存在。

鷲は米国の国鳥であり、翼を広げ、風を切って空を駆けるその姿は、まさにバイク乗りの自由を体現したモチーフ。それにバイク乗りが実際に着ていた、日焼けした跡やオイル染みが残るTシャツを見ると、“これを着てルート66を走っていたのか”なんて想像を掻き立てるのも、H-Dならではの、唯一無二の存在感がなせる技である。

1980年代製STEDMANボディ・1万8700円(フォヴォス TEL03-3797-5822)

1990年代製3D EMBLEMデザイン“H-D織りネーム”・2万5000円(グリーフル原宿店 TEL03-6427-6039)

1980年代製SPEED LIMIT SEVENTYデザイン・2万5990円(ボストック TEL03-3470-2221)

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...