「FINE CREEK」に心底惚れ込んだ“アニキ”が本気でおすすめする、レザーアイテム3選。

岐阜の名店「フィリップ66」に、“アメカジ界のアニキ”と呼ばれる男がいる。その男の名は林仁。アメリカを愛し、カジュアルを愛する男。その男が今いちばん惚れ込んでいるのがファインクリークだ。ヴィンテージを数多くみてきた林さんには、ファインクリークの革は、まさにヴィンテージのように見えるという。ファインクリークを広めた立役者とも言える“アニキ”に、おすすめのアイテムを厳選して紹介してもらった。

“アメカジ界のアニキ”林仁さんとは?

岐阜県美濃加茂市をクルマで走っていると突如出現するアーリーアメリカンな建物、そこがフィリップ66だ。ファインクリークをはじめ、名だたるブランドを扱うこの店には、週末ともなると近県から多くのファンが集まる。彼らのお目当ては、何も取扱アイテムだけではない。オーナーの林仁さんとのアメカジ談義を楽しみに集まってくるのだ。

林さんは、ファンから「アニキ」と慕われる人物。おおらかで面倒見がよく、知識も豊富。みんな、林さんの話を聴きながら、気に入ったアイテムをゲットしていく。林さんの“アニキっぷり”がわかるエピソードを紹介しよう。

ショップの25周年イベントの際、ブランドの代表や、本来ライバルである他県のショップのオーナーまでもが大勢集まり、ワンオペの林さんを助けたのだ。接客だけではなく、なんとお客さんの会計まで(笑)。これも皆から愛されるアニキだからこそ。「何を買うか」も大切だが、「誰から買うか」もファッションには重要な要素。是非ファインクリークを、フィリップ66の林アニキから買ってみてはいかがだろうか?

【DATA】
岐阜県美濃加茂市下米田町小山1077
12時〜21時(火曜〜土曜)
11時〜20時(日曜)、月曜休
TEL0574-27-2440 https://www.rec-66.com

ヴィンテージのような迫力の馬革を堪能せよ。|FINE CREEK LEATHERS/GILMOUR

1930年代のカーコートのデザインをベースに、パターンを徹底的に見直すことでよりスマートに現代に甦らせたギルモア。身頃により使用する革の部位を変えているため、その不均一な風合いがヴィンテージを彷彿させる。素材はベジタブルタンニン鞣しの馬革。ヴィンテージの持つ迫力ある雰囲気を再現するため、原皮の段階から厚みのある大判のものを選別し、もとは3㎜厚の革を2㎜厚に割って使用している。水性染料で仕上げた茶芯仕様で、経年により“面”でうっすらと出現する茶芯は、最大の見どころだ。26万4000円

馬革で忠実に再現した名作デッキジャケット、登場。|C WORKS/SCOPE

ファインクリーク代表の山﨑氏が手掛ける別ブランド、Cワークスから、とんでもない新作が登場した。一見すると、通常のジャングルクロス(コットングログラン)を使用した米海軍の名作ジャケットN-1に見えるが、実はこれ、馬革なのだ。1.1〜1.2㎜のベジタブルタンニン鞣しの馬革に油脂分を多く含ませ、ジャングルクロス特有の織り目を再現するために型押しを施している。裏地はアルパカではなく、こちらは総ムートン。オリジナルに比べて非常に軽いのが特徴だ。なんとも贅沢なジャケットが誕生した。60万9950円

こんな贅沢なデッキベスト、見たことある?|C WORKS/NOVELIST

上の「スコープ」と同様の革を使ったデッキベストタイプが「ノベリスト」。こちらも裏地にムートンを採用しており、驚くほど軽く、そして暖かい。そもそもジャングルクロスは非常に目が詰まっており、防風性・防寒性に優れた素材。この構造が、繊維の目の詰まった馬革に似ていると考え、山﨑さんは馬革で再現することに挑戦したのだとか。右のスコープやこちらのノベリストも、裏地のムートンと相まって防風性・防寒性は申し分なし。また、多脂の馬革を採用しているため、多少の防水性も期待できる。40万9970円

【問い合わせ】
ファインクリークレザーズ 
TEL050-3390-2470
http://www.finecreek.jp

(出典/「Lightning 2025年6月号 Vol.374」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

Pick Up おすすめ記事

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...