琉而器の陶器コップ
先日、久しぶりに沖縄へ行ってきた。あらかじめチェックしていた現地の天気は雨。気温は20℃前後といったところ。前々日に東京では雪が降り極寒を体感していただけに、雨が降ったとしても春っぽい気持ちいい気候なのだろうと期待をしていたのだが、思ったよりも寒い。半袖またはロンTで過ごそうとしていたのに、フリースが大活躍。しっかり雨にも降られ、王道の沖縄をまったく感じることなく取材が終了した。
でも私には次があった。取材後の土日に石垣島に渡ってちょっぴりバカンスを楽しんだのだ。天気はまずまずだったが、郷土料理を食べ、最近人気のお店で買い物をし、ビーチに行って南国気分を担当した。次はどこへ行こうかなぁとグーグルマップを眺めながら、まだ掘られていなさそうなお店を探す。そして見つけたのが、琉而器という窯元だった。
石垣島には鮮やかなブルーの釉薬を使った器を作っている窯元がいくつかある。それぞれ覗いてみたが、琉而器のブルーは透明感があってとても美しかった(私は勝手に石垣ブルーといっていたのだが、どうやら琉球ブルーというらしい)。
帰りの飛行機の離陸直後、島を見下ろしたら、琉而器と同じ色の海があった。柄にもなく感傷に浸ってしまったよ。また来るからね~。
※情報は取材当時のものです。
(出典/「Lightning 2024年4月号 Vol.360」)
Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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