「FL」と「FX」の違いって何? ハーレーダビッドソンの素朴なギモンに答えます。

ハーレーに興味をもち始め、インターネットで中古車を探すとブチ当たるのが、車種の多さと複雑極まりないアルファベットによるモデル名だ。例えば「FLHTCUSE5」なんて、ほぼ暗号である。しかし、ハーレーの知識がある人ならば、アルファベットだけで判別できるハズ。一見無造作に並んでいるようでも、記号一つひとつに意味があるのだ。例えば、頭文字の「F」。そもそもは1000㏄の「E」と1200㏄の「F」という、排気量の違いを区別するものだった。しかし排気量はいつしか1340㏄になり、現在では1923㏄と、さまざまな排気量が存在するように、意味も徐々にあいまいに……。そのため、現在の「F」は、OHV方式の空冷ビッグツインエンジンを意味するものと捉えることができる。そして「F」に続く2つ目のアルファベットには「L」と「X」しか存在しない。つまり、大まかに分類すると、クラシックかつ重厚な雰囲気の「ツーリングモデル」を意味する「FL」と、見た目からしてスポーティかつスタイリッシュな「カスタムモデル」を意味する「FX」の2種類しか存在しないというワケだ。故にFLとFXは、気になっている車種を人に説明する時などにも役立つハズ。知っておいて損なしだ!!

FLとは? H-D伝統のツーリングモデルがFL

1936年に登場した排気量1000㏄の「EL」に対し、排気量1200㏄、そして前後16インチホイールで厚みのあるクッション性の高いタイヤを備え、乗り心地を向上させた「FL」が1941年に登場。以降、FLはアメリカの交通網の発展と共に走りの性能や乗り心地を改善し、ツーリングモデルへと進化していった。H-Dの伝統を継承しながら発展してきたシリーズがFLだ。

1941 FL

1967 FLHエレクトラグライド

1973 FLHエレクトラグライド

FXとは? H-Dが作り出したカスタムモデルがFX

ビッグツインならではの重厚でゆとりある乗り味を生むエンジンとシャシー(FL)に、スポーツスター(XL)のフロントまわりをミックスする手法は、ユーザーの間で流行していたカスタム。そこからヒントを得て登場したのが、両車の頭文字を取って合体した「FX」だ。以降、カスタムイメージの色濃いビッグツインモデルにこの名が付けられてきたのである

1977 FXSローライダー

1977 FXスーパーグライド

1980 FXWG ワイドグライド

(出典/「CLUB HARLEY 2026年6月号」)

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ポイズン雨宮
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ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
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