いま最も旬な最新カスタムをCHECK!!【33rd YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2025】レポート

さる2025年12月7日、「第33回ヨコハマホットロッド カスタムショー 2025(以下、HCS)」が開催された。ここに来ればおのずとシーンの最先端がわかるため、わざわざ海外から訪れるファンも多く、約2万4000人もの人が会場の「パシフィコ横浜」に訪れた。

ショーバイクから伝わる日本独自のチョッパー美学

さて、今回のHCSから伝わってきたのは「チョッパー」の圧倒的な人気の高さだ。アメリカ西海岸で開催されている屈指のチョッパーショー「ボーンフリー」のトレンドにもなっている、造形に凝ったクリーンな印象のヴィンテージから、当時のリアルな空気感を現代に伝えるサバイバー的なものまで、非常にバラエティ豊か。そのほかにもキャブレターを2基使ったパフォーマンスを感じさせるチョッパーも目立った。

だが、車両全体のバランスを大切にしつつ細かい部分まで繊細に作り込まれたきめ細やかさ、そしてただ奇想天外な技法やスタイルにこだわるのではなく、どの車両も“昔ながらのモーターサイクルらしいカッコよさ”がしっかりと残されている点に、日本ならではの独自性を感じたのだが、いかがだろう⁉

ここで紹介している車両はそのほんの一部にすぎないが、当日のホットな空気感が伝われば幸いだ。

頂点に立ったのは見どころ満載のパンヘッド!!

BEST OF SHOW MOTORCYCLE

シングルダウンチューブのフレームに、前後のヘッドそれぞれに独立したポートを備え、アマル製キャブレターを2基配した「パンヘッド」を搭載。繊細に作り込んだ外装に、ソリッドなデザインのホイールなど、どこを見ても隙のない一台は「バイクガレージ ココロ」作。伝統のボバースタイルながら、唯一無二のデザインとしたところなど、まさに世界トップレベルだ。

BEST MOTORCYCLE AMERICAN

「モーターサイクルグッディーズ」の独立ポートをもつツインキャブレター仕様の「ショベルヘッド」。単なるショーバイクではなく、実際に走ることに重点を置いた本格レーサー。まさしく究極の一台だ。

BEST CHOPPER

「ルシファー チョッパーズサンクチュアリ」による一台は、チョッパーらしいシルエットの中に独自性を融合した見事な完成度。フォークをはじめマフラーなど見どころが満載だ。

「クラブハーレーピック」は新時代を予感させるパンアメリカ!!

おなじみのジュエリーブランド「FIRST ARROW’s」が展示していた「パンアメリカ」の見事なレーサーにクラブハーレー ピックを進呈。新時代の水冷ハーレーをベースとしながらも、伝統の「XR750」を彷彿とさせる外装の造形を何の違和感もなく自然に融合させている点に注目。製作したのは老舗「HOT-DOCK」で、それも納得の仕上がりだ。

CLUB HARLEY MAGAZINE’S PICK

FIRST ARROW’sのオーナーでありデザイナーの伊藤さんは、ハーレーでロードレースやサンドレースに積極的に参加する趣味人。この新しいレーサーでサーキットを疾走する姿を早く見てみたい!!

海外から注目度を集めたのはこんなカスタム!!

日本のカスタムシーンが海外のそれと決定的に異なっているのは、やはり日本人ならではの繊細さが宿る、細部の作り込みの美しさや細やかさだろう。また、奇天烈なことをしているようでも全体のバランスが非常に高いことも特徴のように感じる。そこで、ここでは海外から注目を集めたスペシャルなハーレーを、ほんの一部ではあるが紹介しよう。

タンクからリアフェンダーへとつながる独特な造形、そしてプランジャーサスを備えたフレームなど見どころの多いショベルヘッドは「チェリーズカンパニー」製作。

前後独立ポートのツインキャブレター仕様のショベルは「フェイテック」作。エンジンもさることながら、フレームの左サイドにリアショックを配してモノサス化、さらにオイルタンクを収めたシートなど独創的。

「BORN FREE」でも人気のオールドスクール調ながら美しい作り込みのチョッパーも注目を集めていた。削り出しパーツをふんだんに使う技法は日本ならではといえるかも。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年2月号」)

この記事を書いた人
ポイズン雨宮
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ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
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