2ページ目 - ハーレー乗りに最も愛されるジーンズ。鐵馬乗りのジーンズは道具であるべきという「IRON HEART」哲学

レギュラー生地のラインアップではジッパーフライを用いているが、フラッグシップモデルにおいてはボタンフライとなっている。もちろんパーツもすべてオリジナルで製作。

5ポケットパンツの王道ディテールであるリベットを用いたポケットの補強も行っている。リベットはオリジナルの刻印入り。40s以前の仕様である股下にもリベットを配した。

ポケットのスレーキの内側には、モデル名やスペックなどがスタンプされている。デニム同様にスレーキにも厚手でタフなコットン生地を採用する点もアイアンハートらしい。

ライディングを前提としているので、立っている状態よりもベルトループに負荷が掛かりやすい。そのため強度にもこだわっており、下側を腰帯に縫製しているのもポイントだ。

極厚なレザーパッチはなんと2.4ミリ厚。ベルトを通せる仕様になっているので、ゴワつきがなく、よりホールド感を高めてくれるというわけだ。革の経年変化も楽しめる。

1960年代中期ごろまで採用されていた隠しリベット仕様になっている。馬の鞍を傷つけないために生まれた意匠は、バイクシートにも通ずる。

まるでヴィンテージジーンズのような風格となったはき込みサンプル。しっかりとメリハリのある色落ちで、バイクに乗っている時間が多いため、しっかりとヒゲが出ている。また裾はブーツを合わせるため長く設定しているので、独特なアタリが出ている。

アイアンハートを展開するワークスの頭文字を取ったWのステッチが右のバックポケットに入る。いわゆる赤タブのような役割を果たしており、ブランドのアイコンだ。

オリジナルデニムは、経糸に4番のムラ糸、緯糸にはそれまでのデニムの常識を破る5番の太さの糸を2本束ね、シャトル織機でゆっくりと織り上げたメイドインジャパン。

ヘビーオンスデニムは一般的にセルビッジなしのものが主流であるが、赤耳の完全オリジナルを製作。はき込んだ際に、サイドに美しいアタリを出すためには必須である。

(出典/「CLUB HARLEY 2025年10月号」)

この記事を書いた人
チューバッカ沼尾
この記事を書いた人

チューバッカ沼尾

旅好き元バックパッカー

1981年式の元カメラマンでパックパッカー。バイクは2007年にクラブハーレー編集部に配属になってから興味を持ったクチなので、遅咲きといえば遅咲き。ただ、旅をするのにこの上ない乗り物と知りドハマり。現在に至る。愛車は1200ccボアアップの2011年式XL883。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

Pick Up おすすめ記事

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...