2ページ目 - フィッシング用品から始まった「ORVIS(オービス)」の古着の魅力に迫る!

ニット|タウンユースに落とし込んだアウトドアの空気感

ボディ部分がパネル状に手で繋ぎ合わせたような凹凸や、粗いステッチのパッチワークセーター。襟先がクルッと丸まってしまうモックネックがメンズながら可愛らしい。9790円(S.O03-3311-2753)

古着市場で人気の高いバーズアイ柄に編まれた85%ウール15%ナイロンのアメリカ製ニットカーディガン。アームホールが太く、ルーズなシルエットでゆったり羽織れる1着。2万1780円(ノーウェイ ホーム047–778-2121)

ロッドクロスネームタグ年代変遷

50s後期〜70s初期

白ベースに黒糸の刺繍でロゴが入る。「Fishing tackle」の文字は、初期にフィッシング用品を取り扱っていたことから。

70s中期〜80s中期

ブランド名は赤糸、そのほかロッドクロスなどは茶糸の刺繍に変更。同じような色使いで釣り人が入るタグも併用された。

80s後期〜90s中期

緑ベースになり中央はリールからビクに変更された。よく見るとクロスロッドにそれぞれのリールが装着されている。

シャツ|フィールドウエアとしての機能が見え隠れ

裾上左右に配される大きめなポケットにはしっかりとマチも付く、綺麗なAラインシルエットのシャツジャケット。春先に羽織れる上品なアウターとしておすすめの1着。1万1900円(マンチーズ03-3463-0623)

ダブルショルダーでダイヤステッチが入り、上に短いエポレットも付くハンティングシャツ。4つのポケットが中央に寄った配置。左胸ポケットに付くピスネームが80sらしい。1万2900円(マンチーズ03-3463-0623)

パンツ|滲み出る「オービス」らしさ

カモの刺繍が施されたコーデュロイスラックス。ノータックで裾にかけて少しテーパードするシルエットの90sアメリカ製。〈オービス〉ならバス柄も存在するのだろうか。価格未定(FiLo03-6304-9566)

フロントはスラッシュポケットで、バックは両玉縁ポケットの意匠が設けられた、アメリカ製ウールスラックス。ノータックの太めストレートが70sらしいシルエットだ。1万780円(バックストリート042-720-0355)

(出典/「2nd 2026年5月号 Vol.217」)

この記事を書いた人
原田学
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原田学

断然古着主義

1972年京都府生まれ。『2nd』『Lightning』『CLUTCH』 を支えるスタイリスト。『2nd』での連載は通算200回を超え、現代の古着市場のリアルな声を反映したスタイリングには定評がある。ヴィンテージやアンティークへの深い知識を持ち、素材や背景を理解したコーディネートにファンも多い。自らの“好き“を詰め込んだ私的アーカイブ『the SUKIMONO BOOK』は、ファッション業界内でも愛読者の多い。
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