フィッシング用品から始まった「ORVIS(オービス)」の古着の魅力に迫る!

古くはフィッシング用品の販売から始まったブランド。実用性に基づいたディテールや素材選定は、どこかミリタリーにも近い“機能美”を感じるアイテムが多く存在する。今回は密かにファンが多い「オービス」にフォーカス。

ベスト|実用性がもたらす機能美

入水しながら釣りを行うため、ショート丈が採用されたウェーディングベスト。60s頃のシンプルなデザインだが、裾上のポケットのみナイロン素材で作られるめずらしい1着。2万1780円(グレース03-6416-3457)

銃尾をあてるキルティング部分はオレンジ色を配色することで視認性を高めて誤射を防ぐ工夫が施される。前立て付近には背面のゲームポケットに繋がるポケット口が隠れている。7480円(ウエスビル0471-62-5661)

アメリカのバスフィッシングをスポーツとして確立させた団体のワッペンが右胸にあしらわれる。左胸のポケットには、フライフィッシング時に活躍するムートンパッチも健在だ。7900円(デザートスノー 下北沢1号店03–5790-9601)

センターにピンロックジッパーを採用した50s後期頃のコットンサテン地のベスト。白に黒糸刺繍でフィッシングタックルの文字が入るネームタグは70s頃まで使用された。1万2000円(デザートスノー ガーデン店03-5761-6390)

様々なデザインのゲームポケット

ハンティングベストの背には、獲物や道具装備を入れておくゲームポケットが設けられる。スタイルや取り出し口の位置も多種多様。

ジャケット|細部に光るフィールド由来の意匠

コットン地のゴム引きにダックハンター柄をあしらったフーデッドパーカ。〈エル・エル・ビーン〉でも70s前後にロング丈仕様のゴム引きフーデッドパーカが存在する。2万7280円(コモン0471-66-5433)

襟元と袖口にしっかりしたナイロン素材を採用し、水の侵入を防ぐ仕様。鼻まで隠れる大きなフードと、背面に設けられた竿を入れるための取り外し可能な収納が特徴的だ。価格未定(mu050-1529-4690)

この記事を書いた人
原田学
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原田学

断然古着主義

1972年京都府生まれ。『2nd』『Lightning』『CLUTCH』 を支えるスタイリスト。『2nd』での連載は通算200回を超え、現代の古着市場のリアルな声を反映したスタイリングには定評がある。ヴィンテージやアンティークへの深い知識を持ち、素材や背景を理解したコーディネートにファンも多い。自らの“好き“を詰め込んだ私的アーカイブ『the SUKIMONO BOOK』は、ファッション業界内でも愛読者の多い。
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