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折りたたみiPhoneと同サイズと言われるZ Fold8は、コンテンツ消費に最適

前回は持ちやすさについて考えてみたが、今回は閲覧するコンテンツの観点から折りたたみスマホのサイズ感について考えてみたい。 前回同様、Samsungからお借りしたGalaxy Z Fold8 Ultra、Galaxy Z Fold8、Galaxy Z Flip8の3種類を使いながら、近々発売されると言われている折りたたみiPhone18について考える。

大画面だが、コンテンツ観賞で無駄が多いZ Fold8 Ultra

まず最大のディスプレイ面積を持つZ Fold8 Ultra。こちらは閉じた状態の使い勝手はだいたい普通のスマホと同じ。2枚重ねになっているのに厚さはわずか8.9mmなことが、この使い勝手を実現してる。

開くと最大のディスプレイが現れるが、この正方形のアスペクト比がちょっと微妙。コンテンツ鑑賞などに向かないのだ。横倒しにすれば少しよくなるが、正方形に近いので、縦にしても横にしてもあまり変化がない。

たとえば、小説を読もうとすると1行が長くなり過ぎる。マンガを読む場合も1ページで見ると左右にスペースが余るし、見開きを表示すると、上下にスペースが余る。動画を見る場合も同様だ。

資料の閲覧や外付けキーボードを使っての文章作成や、スプレッドシート閲覧などには最大のパフォーマンスを発揮する。つまり、たためばスマホ、開けばノートパソコンというような使い方だ。

3:4の画面がコンテンツ閲覧にちょうどいいZ Fold8

Z Fold8の場合、普通サイズのスマホに相当するZ Fold8 Ultraと比べるとたたんだ状態での閲覧性は少し良くないように感じる。

なにしろキーボードの面積が大きくて上の閲覧スペースが小さい。また幅が広いので手の小さい人には少々持ちづらいだろう。折りたたんだ状態で普通のスマホのように使えるかといえば、Z Fold8 Ultraほどしっくりはこない。

Xなどの縦スクロール型のコンテンツも縦寸が短くて少々見にくい。スマホ用のコンテンツ自体が、縦長ディスプレイに最適化する方向に進化してきたのだから仕方がないことだろう。

横にすればなおのこと、キーボード表示をすると半分ほどのスペースがキーボードに占拠される。

画面を開くと、3:4の画面サイズの美点が光る。筆者は初代iPadの画面サイズが好きだったのだが、ほぼそれに近い感じ。

何が良いかというと、まず電子書籍、コミックスを読むのに都合が良いのだ。文庫本やコミックスがあまり余剰なスペースなしに表示できる。縦にすると片ページ、横にすると見開きで見る感覚に近い。

また、動画を見る場合もフィットしやすいので、無駄なスペースがなく大きな画面で見ることができるような気がする。

Z Fold8 UltraとZ Fold8を比べてもこんな感じ。ディスプレイサイズ自体はZ Fold8 Ultraの方が大きいのだが、少なくとも縦持ちの状態で動画を開くなら、Z Fold8の方が大画面で見られるというのは意外なポイント(Z Fold8 Ultraを横にすると、ほぼ同等になる)。

ただ、カメラホールは少々気になる。正直不格好だと思うのだが、アップルがこの部分をどのように処理してくるのかは気になるところではある。

Z Flip8は『普通のスマホを半分に折りたたむ』ための端末

Z Flip8の閉じた状態は、通知を見るのに使ったり、カメラ撮影時のビューファインダー代わりに使ったりという感じで、最低限の表示しか見られない。

基本は開いた状態で使う感じ。そうすると、普通のスマホと同じ感じ感覚で使える。

閉じた状態で文字入力をしようとすると、ほぼ画面がキーボードで埋め尽くされてしまう。小説のようなコンテンツは縦にすると1行が長くなりすぎるので、横持ちが良いだろうか?

つまりは、『普通のスマホを半分に折りたたんでコンパクトに収納できる』というのが基本的な使い方だと思う。筆者的にはあまり必要と思わないのだが、女性にはすごくウケているらしい。

アウトカメラを使った自撮りや、ビデオ会議には便利とのこと。

アップルは折りたたみスマホの「微妙なズレ」をどう解決するのか?

『折りたたみiPhone』はZ Fold8とほぼ同じサイズだと言われている。

しかし、いくつか疑問は残る。

折りたたみのヒンジ部分は、さらに平滑になると言われているが、このわずかとはいえウネリがあるのをアップルは許容するのだろうか?

アップルにはiOSと、iPadOSがある。開いた状態の『折りたたみiPhone』は、iOSのまま動作するのだろうか? そうすると、ディスプレイサイズ的にフィットしてもiPadOS用に開発されたアプリに動作しないものがありそう。おそらくApple Pencilは使えないのだろう(使えると面白いのだが)。閉じた状態ではiOS、開くとiPadOS……になると面白そうだが、さすがにそれはないのだろう。

とはいえ、『折りたたみiPhone』の画面サイズでiOSを動かすと、いろいろと辻褄の合わないことがでてきそうだ。その微妙なズレをアップルは許容するのだろうか?

また、価格は30〜40万円になると言われているが、カメラは2眼になりそうだ。つまり、iPhone 18 Proより高価なのに、カメラ性能は劣るということになる。筆者もそうだが、iPhone XX Proシリーズに慣れた層の人たちは、望遠レンズがないことに不満を感じないだろうか?

謎が解けるまであと数日。Apple Park現地からレポートをお届けするので、お楽しみに。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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