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M5 AirはM3 Proに匹敵。軽量スタンダードの域にないMacBook Air M5のすごさ

最新のM5チップを搭載したMacBook Air 13インチ/15インチが3月11日に発売された。価格は13インチモデルが18万4800円〜、15インチモデルが21万9800円〜となっている。そもそも、MacBook Airは『軽量』『スタンダード』という位置づけだったが、Mシリーズチップの高性能化が進むに連れ、その枠を超え始めつつあった。今回、MacBook Neoの登場により、『心置きなく高性能側に進化した』MacBook Air M5をご紹介しよう。メモリも最大32GB搭載可能だ。

大きくてフラットなMacBook Airの15インチモデルを借りた

今回お借りしたのは、MacBook Air M5の15インチモデル。カラーはミッドナイト。仕様を見ると、メモリは16GB、ストレージは512GB。価格は21万9800円の製品だ。

上に13.6インチのMacBook Air、13インチのMacBook Neoを乗せてみると、こんな感じ。15インチモデルがかなり大きいということが、ご理解いただけると思う。

付属するアダプターは『40Wダイナミック(最大60W対応)』が付属している。 40Wなのか60Wなのか、よく分からない名称だが、基本的には40Wのアダプターのようだ。ただし、充電を開始する時など高電圧をかけられる場合には最大60Wまで出力できるということらしい。

驚くのはそのコンパクトさだ。純正アダプターといえば大きいのが常だったが、60Wまで出力できてこれほど小さいというのは驚き。ケーブルは例によってMagSafe側のコネクターも含めてミッドナイトだが、USB-C側は白という不思議なものが付属する。アップルによると、このコネクターの白は充電アダプターの方に合わせたカラーリングらしい(その割にはMacBook Neoはこのルールに従っていないが)。

M4と比べて大きな性能向上。M3 Proをも上回るM5

さて、本来のパフォーマンスの話をしよう。今回の MacBook Air M5 は、M5 スーパーコア4コア、高効率コア6コアの合計10コアのCPUと、10個のGPUを搭載している。いつものようにGeekbench 6とGeekbench AIで計測した。同じM5チップを積むMacBook Pro M5とも比べたが、M5よりわずかに性能が低く出るのは、放熱性能の問題なのか? 何か理由があるのだろう。

まず、基本的な話として前モデルのMacBook Air M4 と比べると、 CPUのシングルで約18%の向上であり、マルチで約30%。GPU性能に至っては40%も向上している。M4からM5へのアップデートは、かなりの性能向上とみてよい。


参考までに2世代前のMacBook Pro M3 Proと比べてみたら、GPU性能こそほとんど変わらないが、CPU性能も、AIの能力を司るNeural Engineの性能も大幅に上回っている。つまり、MacBook ProのM3 Proで満足していた人は、M5 Airにすると軽くなって性能が向上するということになる。これはちょっと驚きのパフォーマンスだ。

性能の差を理解してもらうために、M1搭載のMacBook Air、MacBook Neoも載せてみたが、もはや比べ物にならないほど性能差が大きいことが分かった。つまり、MacBook Airは軽量ではあるが、スタンダードを超えたプロ並みのパフォーマンスを持っていると言っていいだろう。

もちろん、MacBook Proの方が、映像や音は優れいている

もちろんプロモデル、MacBook Proとの差はある。

最大の違いは拡張性だろう。デスクでSSDやディスプレイなどを数多くつなぐ人にとっては、やはり2ポートだけというのは心もとない。

またディスプレイの表示性能やオーディオ性能もMacBook Proと差のつく部分である。ただ逆に言うと、直接比較しなければそれほど大きな性能差を感じる部分ではもうない。やはり違いはコネクタの数、拡張性である。 ここがMacBook Proを選ぶかAirを選ぶかの差になるだろう。

本体重量は軽いのに見やすい15.3インチの広大なディスプレイ

今回お借りしたのは15インチモデルだった。

この15インチモデルは筆者としてはお勧めのモデル。本体重量は1.51kgと14インチのMacBook Proより軽いにもかかわらず、ディスプレイは14.2インチに対して15.3インチという広大なサイズのものが搭載されている。

もちろんピクセル数で数えればMacBook Pro 14インチの方がより多くの情報を表示できるのだが、筆者のように少し老眼が進んでくるとMacBook Air 15インチのディスプレイの大きさはありがたい。

スペックだけでは分かりにくいが、Apple Storeで実物を見るとその見やすさに驚いて購入する人も多いと聞く。

位置づけは『軽量高性能モデル』へと進化した

総論としては、M5チップの性能向上により、MacBook Air M5は軽量高性能モデルとしての立ち位置を明確にしたと言えるだろう。スタンダードモデルというには高性能過ぎるほどだ。

その点、MacBook Neoが登場して、エントリーユーザー向け、低コストモデル……という部分を埋めてくれたので、MacBook Airは『軽量、高性能モデル』という立ち位置が明確になったと言えるだろう。

MacBook Airであればメモリを32GBまで搭載でき、MacBook NEOのような制約とは無縁だ。誰かに『何を買ったらいいか分からないんだけど、お勧めのモデルは?』と聞かれたら、(経済的制約が少なければ)間違いなくMacBook Air M5をお勧めするだろう。特に15インチはディスプレイの見やすさも含めて素晴らしい。

(村上タクタ)

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おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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