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4万3980円で買える、グラス型ディスプレイXREAL xbx a01+を試した

先日、発表会で取材したXREAL xbx a01+をじっくり試用することができた。本機はAir 2系のような空間にアンカー表示できないシンプルなグラス型ディスプレイに、最新の光学系を組み合わせたモデル。4万3980円というリーズナブルな価格設定で、気軽にグラス型ディスプレイの体験を提供しようという製品だ。

「遊ぼよ! サングラス型ディスプレイで」XREALが新ブランドxbxを立ち上げ4万3980円のa01+を発売

「遊ぼよ! サングラス型ディスプレイで」XREALが新ブランドxbxを立ち上げ4万3980円のa01+を発売

2026年08月31日

XREAL xbx a01+
https://www.xreal.com/jp/xbxa01

AR表示にこだわる必要はないかもしれない

グラス型ディスプレイはひとつひとつ明確に機能もキャラクターも違うのだが、実際に体験してみないとなかなかその違いが分からない。今回試用したのは、XREALが新しい若者向けのサブブランドとして立ち上げたxbxで発売する、a01+。

「若者向け」を狙ったせいか、ずいぶん大胆なパッケージ。

グラス型ディスプレイは機能競争が激しく、各社が主張する「ARグラス」の名を実現すべく、空間固定機能の競争が過熱している。空間固定とは、カメラの映像とジャイロを使って、グラス型ディスプレイで見ている映像があたかも空間に置かれているように表示する機能のこと。これを完全に実現しているデバイスを6DoF(6自由度)と呼ぶ。

この機能がちゃんと実装されていると、例えばデバイスの表示領域が狭くても、仮想の大きなディスプレイを空間に固定し、自分自身が動くことで、離れて全体を見たり、近寄って一部を拡大したりできる。単にメガネに小さな映像が表示されているのではなく、空間に大きなディスプレイが浮かんでいるような表示を仮想的に実現するというわけだ。

ケーブルが蛍光グリーンだったりと派手。ポップなステッカーも付属する。

今回発売されたxbx a01+は、その6DoF機構を大胆にも取り払った。つまり、以前発売されていた Air 2 のようなシンプルなグラス型ディスプレイに立ち戻ったと考えると分かりやすい。しかし表示系には最新のものが使われており、非常に明るくて見やすい。解像度は1920×1080、視野角は50度、最大120Hzでの表示が可能で、ピーク輝度はなんと1600nitsに達する。表示系に関してはかなり高性能。

もちろん、空間固定は一切できず、グラスの前にディスプレイが表示されるだけ。でも、実際に使用してみると、発表会の会場でも感じたことだが「これはこれであり」だと思う。

要するに、電車の中でハンズフリーでYouTube動画を見たり、漫画を読んだり、ゲームをしたりといった用途にはぴったりだ。外部ディスプレイとして動作するため、iPhone や Android に繋ぐだけで、楽しむことができる(一部、著作権処理の問題で、外部ディスプレイに表示できないようになっているコンテンツは見ることができない)。

だから、Macに接続して外部ディスプレイとして使おうとすると、そもそもの解像度が1920×1080で空間固定もできないため、細かい文字を読むのが厳しい。解像度を下げたり、文字を極端に大きくすれば、入力用として使うことはできるが、あまり便利ではない。

比べてしまうと、やっぱり1Sがいいけれど

普段使っているXREAL 1S と比べてみる。

単体でa01+のみを使っていた時には明るく綺麗で便利だと感じたが、1Sの方が色調のトーンが落ち着いていて美しい。a01+はちょっと彩度が明るく、コントラストの強い鮮やかさを重視した表示に感じる。単体で見ていると気がつかないほどの違いではあるが。

1Sの空間固定と使い比べると、やはり1Sの方が高性能で便利だ。特に「パソコンで仕事をする時に外部ディスプレイとして使いたい」というのがニーズである私のような人間にとっては1S一択だ。

スマホで動画コンテンツを見たりゲームをしたりするためには、a01+もありなのではないかと思う。うつむいてスマホを見ていると肩も凝るし目が悪くなる可能性も高いが、a01+はそういうストレスから解放してくれる。

ちなみにグラス部分は取り外せて、自由にオプションパーツと付け替えることができる。マウント部分の形状が公開されているため、3Dプリンターで自分の好きなボディを出力して利用することも可能だ。サングラスの代替として使う際も、単に変わったサングラスをかけるというより、自分の好きな形に作り変えられるわけだ。

カバーを取り外して、本体だけにした状態。

さらに、自宅などで使うならカバーを外してしまって使うのもいい。なんといっても軽くなるのがうれしい。長時間使うなら軽いに越したことはない。

気軽に使えるのが、a01+の最大の魅力

半導体価格高騰や円安で、デバイスの値段が高くなっていく昨今、XREALの4万3980円というのは比較的気軽に買える価格だと思う(おそらく当初は3万円台を狙っていたようだが、円安の進行で無理になった模様)。「ちょっと面白いデバイスが欲しい!」と思っているなら、a01+はお勧めできるデバイスだ。

最近は都市部の家電量販店ではXREALが試せるところも多いようなので、ぜひ試してみて、自分に最適な一台を選んで欲しい。

(村上タクタ)

 

 

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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