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サーキットでレース写真界の巨匠に流し撮りを教えてもらう。一緒に行く?

筆者は(村上タクタ)は、5月14日に袖ケ浦フォレストレースウェイというサーキットに流し撮りの練習に行く予定。流し撮りとは、レース写真など走行写真を撮る手法のひとつで、望遠レンズでシャッタースピードを遅めにして、レンズを対象に合わせて振る事で背景を大きくブラしてスピード感を出す手法。

この日、袖ケ浦サーキットであるイベントで、レース写真界の巨匠(と言うと、ご本人は怒るが)である大谷耕一カメラマンに流し撮りをレクチャーしてもらえるイベントがある。定員は20人で、参加費用は1万1000円(税込・昼食/障害保険込み)。なんと、希望すればキヤノンの最新型ミラーレスカメラと望遠レンズ(もちろん、白いヤツだ!)も貸してもらえるらしい。

一緒に行きませんか?

BMW Motorrad Photo Experience
https://www.bmw-motorrad.jp/ja/campaign-and-event/dealer-event/20230514-1112-sodegaura-photo.html

大谷さんの流し撮りはまさに神業だ

筆者は30年間雑誌の仕事に携わっており、最初の7年ほどはバイク雑誌にいた。

その時にお世話になったカメラマンさんから多くのことを教えていただいた。

レフ板の当て方、カメラバッグをどう持ったら怒られるか(笑)、三脚の立て方、そしてもちろん、ISO感度とシャッタースピードと絞り値の関係。今のように感度が変えられるわけではなかったから、ISO感度64のコダックのフィルムでシャッタースピードは1/125〜250秒となると、どうしても明るいレンズが必要になるし、ピントはカミソリのように浅かった。

その中で、とりわけ長い間ご一緒させていただいて、いろいろ教えてもらったカメラマンさんが、大谷耕一さんだ。

とにかく、流し撮りといえば、大谷さんはすごかった。

横写真でいえば周りの風景が夢の世界のように流れてエンジンのフィンがクッキリ見える。正面からの写真で、ヘルメットのマークとライダーの目にクッキリピントが来ている。当時、AFではなく、手でピントを合わせながら、なぜこれが撮れるのか不思議だった。だって、ヘッドライトの部分はピントが来ていないのだ。わずか50cmの差でピントが合わない焦点深度で、時速100km/h以上で走るバイクのヘルメットのマークにピントが来るのだ。これを神業と言わずして何という。

しかし、私も当時はよく分かっていなかったから、編集者として「ヘルメットの特集なので、アライのエンブレムにピントを合わせて、他をブラして下さい」「チェーンの企画なので、走り写真でチェーンだけを撮って下さい」と、あり得ないオーダーをしていた。それでも、「いいよー」と撮ってくれたのが大谷さんだった。

なんと、ル・マン市の美術館に作品が収蔵されている

とりわけ、天気の悪い日、夕暮れ、そして時には夜と、コンディションの悪い時に凄みを発揮するのが大谷さんだった。頼んでる僕らが「なぜ、これにピントが合うのか?」と不思議になるような写真が上がってきた。

今と違って、現像するまで仕上がりが分からないし、弾数も限られているのに(36枚撮りで現像と合わせて2000円ぐらいのコストがかかった)、しばらく撮影すると「オッケー」と大谷さんは言ってくれた。「仕留めた」という感覚が分かるのだそうだ。スナイパーか(笑)

大谷さんのライフワークは、鈴鹿8耐や、ル・マン24時間や、ボルドール24時間といったフランスの耐久レース。耐久レースには夕暮れ、夜、朝焼けがある。それらの美しい風景を背景にした大谷さんの写真はまさにアート。実際、ル・マン市で個展もされており、ル・マン市立美術館に8点が収蔵されているのだ。

そんな大谷さんに流し撮りの『極意』を教えてもらえる

話が脱線しまくったが、その大谷さんに撮影を教えてもらえるという撮影会があるので参加することにした。

イベント自体はBMW Motorrad Circuit Experience in 袖ヶ浦』という、千葉県の袖ケ浦(アクアラインを渡ってすぐ)にあるサーキットで開催されるBMWのバイクの走行会イベントなのだが、そのイベントで大谷さんが流し撮りについて、いろいろとレクチャーしてくれる『BMW Motorrad Photo Experience』が併載されるのだ。

さらに、機材が借りられて、自前機材の清掃もしてもらえるかも?

さらに、詳細を聞いて見たところ、カメラ機材もキヤノンから借りられる(EOS R3や、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMも!)上に、キヤノンのプロ機材課の方もいらっしゃってるそうで、手持ち機材のセンサーやレンズの清掃もしてもらえるらしい(キヤノン製レンズ交換式カメラに限る)。これは嬉しい。

撮影ノウハウや、撮り方のキモについての話を聞けば、ツーリングに行った時に仲間をこんな風に撮影できるかも!(いや、これはかなり難しいw)

筆者も参加するので、興味のある方はぜひ

筆者自身、最近、仕事で写真を撮る機会は多くなったが(IT系は、発表会取材が多く、たいていカメラマンさんを連れて行く予算的余裕もないのだ)、筆者が絶対にカメラマンと名乗らないのは、大谷さんをはじめとした、神々のようにすご腕のカメラマンさんを知ってるからだ。カメラの新製品紹介記事を書いているのも、内心忸怩たるものはあるし、あくまで趣味人の代表として……というレベルの商品紹介を書いているつもりだ。

私自身、モータースポーツの写真を撮る予定はないが、それでも単純に『ハイスピードで動くものを撮るカメラマンはどう考えているのか?』を知りたいのだ。さらには、昔一緒に仕事をしていた時代と較べて、カメラのデジタル化と高性能化で、考え方がどう変わったのか? にも興味がある。

というわけで、取材を兼ねて、BMW Motorrad Photo Experienceに参加するので、サーキットでの流し撮りに興味のある方、ぜひ参加されませんか?

BMW Motorrad Photo Experience
https://www.bmw-motorrad.jp/ja/campaign-and-event/dealer-event/20230514-1112-sodegaura-photo.html

なお、BMW Motorradの首都圏ディーラーにお付き合いのない方は、原サイクル(http://www.msc-hara.com/)の原豪志さん(TEL048-962-3411)にご連絡のこと。

そういえば、バイク雑誌時代に、BMWのバイクの試乗会で、ドイツやアメリカに大谷さんと行ったのでした。当時の思い出話なんかもできるかと思うので(これが、痛々しくも面白い話があるのだ(笑))ご興味のある方は、ぜひ!

(多分、この写真は、BMWの取材で一緒にアメリカ・テキサスにいった時だと思うだが……)

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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