2ページ目 - 古着の違いはここで見極め! ヴィンテージワークシャツの魅力的なディテールをおさらいしよう

チョコチン

台襟のボタン留め部分が、ちょこっと短いチンストのような仕様で通称チョコチンと呼ぶ。中でもこれは短い方である。

裾マチ(耳付き)

ラウンドテール裾サイドの前身頃と後身頃の縫い合わせ部分に補強布を施す、60sまでの仕様。コレはマチに生地端の耳を使用。

黒コバート生地のハーフジッププルオーバーで50s。107,800円(デザートスノー 千葉 Tel.043-225-9600)

アーミーツイル生地

丈夫なイメージが強かったのか、製品にこのようなアーミーツイル生地のネームを付けた。中でも代表的なのが「リーブズ」社。

エポレットが付くワークウエアブラドのプールズの50sシャツ。4,900円(デザートスノー ガーデン店 Tel.03-5761-6390)

ヘリンボーン生地

魚の骨のような山形の織り柄から名付けられたツイル。丈夫で生地に表情があり、60s頃までのワークウエアに多く見られる。

猫目ボタン

糸を通す2つの穴の周りが細長い楕円型に窪むルックスが、猫の目に見えることから呼ばれた。60s頃までのシャツに多い。

ブルーベル社傘下ワークウエアブランド、50sのケイシージョーンズ。21,780円(グレース Tel.03-6416-3457)

皿ボタン

50s頃までワークシャツに使用されるボタン。中央に向かって窪む皿のような見た目から、通称“皿ボタン”と呼ばれている。

WTGの50sシャンブレーシャツ。紙タグが残るデッドストック。76,780円(フェイク アルファ Tel.03-3404-0168)

トリプルステッチ

ワークウエアのサイドや袖、肩などに見られる3本針の縫製仕様。3本並行に縫うことで強度を高め、タフな仕上がりとなる。

バットダイ

スレン染めや建染とも呼ぶ。藍染などと手法は同じで繊維の奥まで色が定着し、褪色に強い。主に50sから60sに使用された。

「シアーズワーククロージング」ネームとなる60sのシャツ。173,800円(フェイク アルファ Tel.03-3404-0168)

裾マチ

右上で紹介したのは見栄えを考慮した耳使いのマチ。こちらはマチの下部分を折り返して縫っている通常の丈夫なマチ。

裾スタンプ

60s頃までのシャツには、前身頃の右下にサイズや品番、ユニオンチケットがスタンプで入るモノが多く存在する。

アメリカの老舗シャツメーカーのアローの60s。22,990円(ジャンピンジャップフラッシュ Tel.03-5724-7170)

(出典/「Lightning 2026年8月号 Vol.388」)

この記事を書いた人
原田学
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原田学

断然古着主義

1972年京都府生まれ。『2nd』『Lightning』『CLUTCH』 を支えるスタイリスト。『2nd』での連載は通算200回を超え、現代の古着市場のリアルな声を反映したスタイリングには定評がある。ヴィンテージやアンティークへの深い知識を持ち、素材や背景を理解したコーディネートにファンも多い。自らの“好き“を詰め込んだ私的アーカイブ『the SUKIMONO BOOK』は、ファッション業界内でも愛読者の多い。
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