ライディングハイのスウェットシャツ
“好きな色”について、大人になるとなかなか聞かないし聞かれない。でも、思い返せば小学校低学年の時はクラス替えの度に書く自分のプロフィールに好きな色を入れる欄があったり、中学校の序盤の英語の授業でも「What color do you like?」という例文が初歩的な文法として出てきたりと、好きな色を聞かれる機会が多かった気がする。
当時は戦隊モノの主役の色である赤や自身のサッカーチームのユニフォームカラーであった青を挙げていたが、いまの気分は断然紫。何故だろうか。感覚的なモノだといえばそれまでなのだが、ほかの色にはない不思議で奥深い印象を感じるのと同時に、ネイビーの延長線上として装いに取り入れられるのがイイ。
芸能界屈指の洒落者として知られる俳優・滝藤賢一さんも「紫はネイビー」と言っていたのを聞いたことがある。私の大好きなブランド、ラルフローレンの最上級ラインも「“パープル”レーベル」だ。
前置きが長くなったがこのスウェット、とにかく色が最高。混じりっ気のない綺麗な紫って感じ。信頼を置くカットソーブランド、ライディングハイのショールームで見てひと目惚れし、すぐさま購入した。一枚で着るのはもちろん、ジャケットやアウターの中に着て色を効かせるのにも重宝する。

国内屈指のカットソーブランド、ライディングハイのスウェットシャツ。ブランドアイコンは糸からこだわって製作した独特の表情を持つ杢グレーだが、このパープルをはじめカラースウェットも充実している。首元のガゼット、フリーダムスリーブ、丸胴ボディなど旧きよきアスレチックウエアとしてのスウェットを解釈し、現代の装いに落とし込んだ同ブランドのスウェットには間違いがないと断言できる。15,400円(ライディングハイTel.03-5773-1733 www.riding-high.com/)

ライディングハイのアイテムを買った時の密かな楽しみは下げ札。代表兼デザイナーの薄さんの手書きのイラストが可愛いだよなあ。

旧式のアズマ編み機を使用して編み立てられた生地は、ふっくらとした仕上がりで着心地抜群。紫の絶妙な色味もお気に入りだ。

汗止めのために生まれたという歴史を持つディテール、ガゼットを前後両面に搭載。ガゼットの生地はボディと同じモノを採用。

脇剥ぎのない丸胴ボディを採用。袖付けは肩から脇にかけて縫い目が「S字」を描くヴィンテージ由来のフリーダムスリーブだ。
(出典/「
photo/Yoshika Amino 網野貴香
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