あと少し迷う時間があったなら、3色買っていたはず。ライディングハイのハーフジップスウェット

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「元カメラマンアシスタントの経歴を持つ新スタッフ、颯太が撮影してくれた。写真も撮れる編集者として育成中。ECもできる編集者を目指して、わたしも奮闘中」と語る編集・おすぎ村がお届け!

ライディングハイのハーフジップスウェット

スウェットともロンTともつかない絶妙な塩梅の生地厚が、秋の足音が聞こえ始めたこの頃にピッタリな1着を紹介します。

そもそもこのアイテムは、ライディングハイというブランドのもので、実はデザイナーの薄さんとは古い仲。「メランジドクター」の異名も持つ杢スウェットの権威的な存在でスウェットのために糸から生地を作ってしまうような人だ。ヴィンテージへの造詣も深く、かつては有名スウェットブランドのディレクターも歴任している。近年は、海外ブランド並みの環境への配慮や誰も作ったことがない最高級のスウェットを作ろうと日々研鑽を積んでいるのだが、そんなすんごい人が作る「なんてことないスウェット」が好きなんだよなー。

ウンチクたっぷりの素材、希少なディテールを盛り込んだスウェットへの浪漫は尽きない一方で、ヴィンテージとは言えないようなアノニマスな古着の持つ佇まいも大好物という天邪鬼な私の心に刺さったのがこれってわけ。身幅も肩幅もたっぷりしていて肩の力が抜ける着心地、切りっぱなしにも見える裾や緩く仕上げた袖リブなど、なんてことないスウェットなのにこれ一着でコーディネイトが成立しちゃう。気分のあがるカラーリングに対して、引き算で生み出されたミニマルなデザインという組み合わせがツボなんです。

薄手のスウェットにハーフジップを備えており、感覚的にはスウェットというよりもロンT。襟周りはトラックジャージの雰囲気もある。他にもこのイエローと同様に少しフェード感のあるレッドとブルーなどもあり、とても悩んだ。あと少し悩む時間があったら、きっと3色ほど買ってしまったことだろう。インナーにチェックシャツを着込んで襟元や袖口からもチラリと覗かせるのもいいし、オールシーズン使える便利な1着だ。1万3860円(ライディングハイ TEL03-5773-1733)

大袈裟なファスナーではなく、あえて簡素なのも好印象。赤や青といった他のカラーでもこの白いワンポイントがとても効いている。

裾はロックミシンでかがるのみという潔い仕様。洗濯していくとクルクルっと巻き上がってきて、切りっぱなしのような雰囲気に。

(出典/「Lightning 2025年11月号 Vol.379」)

この記事を書いた人
おすぎ村
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おすぎ村

ブランドディレクター

『2nd』のECサイト「CLUB-2nd」にて商品企画・開発を担当。貴重なヴィンテージをサンプリングした人気ブランドへの別注などを世に送り出している。2nd、Lightningの元編集長にして現在は2ndのブランドディレクター
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