バブアー“らしからぬ”ってところがポイント。Paul Smith Loves Barbourのジャケット

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「色の話、紫のスウェットの話、メイン写真の撮り方まで、今月のこの連載コーナーでみなみ188と内容が被りまくっていることに気づきました……。偶然ですのでお許しください」と語る編集・パピー高野がお届け!

Paul Smith Loves Barbourのジャケット

最近色づいている。いや、春がきたという話ではなく、自分の着る服が色づき始めている、という意味です。

着る服はいつもアースカラーばかりで、あえて悪く言えば地味なんですが、ここにきて「ちょっと色を挿したい」という気持ちが、まだ春はきていないのに、新芽のようにニョキニョキと芽生え始めています。

そのきっかけですが、最近とある雑貨店で紫のスウェットを見つけたんです。価格はなんと600円。普通のスウェットの値段だったら買わない色だけど、600円ならいいかと思って買いました。

着てみたら「意外といいじゃん!」となり、それ以降これまでは自動的に省いていたカラフルな服たちも欲しいものとして映るようになりました。しかも、カラフルな服は目立つ。そんなときバブアーの展示会場で僕の目に飛び込んできたのが、このパキッとした青。それも蓋を開けてみたら、ただのバブアーではなく、“カラフルな服”の代名詞的存在であるポール・スミスとのコラボ。

フロントジップを開けたら、裏地も派手! でも「今ならいける!」と思ったし、あの質実剛健なバブアーなのに派手ってところが逆にいいなとも思いました。これを着て街を歩けば、気分は高揚。さすがに「春がきた」と言ってもいい気すらしてきます。

2025年10月、バブアーとポール・スミス初のコラボプロジェクト「Paul Smith Loves Barbour」が始動。即完となった第一弾コレクションに次いで、念願の第二弾がスタートする。今回紹介しているジャケットのみならず、ハットやシューズ、ピンバッジなど様々なアイテムを揃え、そのどれもがクラシックとカラフルの両立をいい塩梅で実現している。さすが御大同士のコラボレーションだ。82,500円(バブアー パートナーズ ジャパンTEL03-6380-9170)

裏地の左腰のあたりに入る、スペシャルなコラボレーションの証。下部に入る「既成概念にとらわれるな」というメッセージもグッとくる。

随所にポール・スミスのシグネチャーストライプが。写真を加工した裏地もインパクト大。サー・ポールとその父が撮った写真なのだとか。

フラップを開けば赤色が覗き、脇下の通気孔はひとつだけ水色。実に細かなところまで、ポール・スミスの遊び心が行き届いている。

(出典/「Lightning 2026年4月号 Vol.384」)

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Pick Up おすすめ記事

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。