小さなパーツにデザイナーの「粋」を感じた「ダナー」のマウンテンライト ワローワ

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「低山トレッキングは多少かじったことがある。このブーツきっかけに、また野山に出てみたくなった今日この頃。まずは近場の青山、代官山あたりを攻めてみるか」と語る編集長・松島親方がお届け!

ダナーのマウンテンライト ワローワ

山登りはしない。最近はアウトドアフィールドに出ることも、ほとんどない。クルマを運転したり、アスファルトの上をテクテクと歩く毎日。それでも、足元は常に臨戦態勢(?)で、靴選びには毎日余念がない私。

「今日は歩く時間が長いな」と思う日に選ぶのはマウンテンライトだ。重厚な見た目のブーツだが、スニーカー感覚で履ける頼もしい相棒とでも言ったらいいだろう。先日、動画チャンネルのコンテンツで愛用品自慢をする機会があった。真っ先に紹介したのがマウンテンライト。何足もブーツを持っているが、イの一番はコイツなのだ。

さて先日、仙台に行った際、アメリカンブーツ専門店のスタンプタウン仙台に立ち寄った。ただ、挨拶で寄ったつもりが、このワローワに目が止まる。アメリカらしいキツネ色のスウェードである。

ヒール部分にだけある、ブラックのスムースレザーが強烈だった。この細長い一枚の黒い革が購入の決め手。興奮するほどのアクセントが効いたデザインだ。履いてしまえば自分の視線にはまず入ることのないバックスタイル。例えるなら、着たら見えないスカジャンの背中の刺繍のようなもの。全体のデザインを一変させる、たった一枚の小さなパーツに、「粋」を感じた。

ダナーの大定番モデルであるマウンテンライト。ゴアテックス内蔵の本格アウトドアブーツだ。しかし、このモデルはキツネ色が美しいスウェード「ワローワ」を採用した特別なモデル。流通量がとても少なく、ダナー取扱店でも手に入りにくい。名前はダナーの本拠地オレゴン州にあるワローワ山脈に由来。74,800円(スタンプタウン仙台 Tel.022-748-4352)

マウンテンライトのギアとしての秀逸さは歴史が証明してくれるので割愛。それより、このバックスタイル! こっちの写真をメインカットにしたいくらいだが……。

ウエスタンジャケットやランチコートなど純アメリカンなアイテムでしか見ることのないキツネ色の美しいスウェード。当然、このモデルはアメリカ製だ。

(出典/「Lightning 2026年4月号 Vol.384」)

この記事を書いた人
松島親方
この記事を書いた人

松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

Pick Up おすすめ記事

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...