オールブラックのスタイルに、わずかに見えるブラウンが良い味に。

ワークブーツらしからぬシャープなルックスのエンジニアブーツは、西崎さんが手がける「ビルトバック」の代表作[Lot.444]。
国内のみならず世界中から注文が殺到するこのブーツは、アッパーにホースバットレザー、アウトソールにはオリジナルで製作したセパレートソールを採用。
「おそらく初期のブーツは紳士靴らしいシャープなドレスラストを使用していたのではないか」という西崎さんの時代考証により、振りが強くタイトな木型で製作し、さらにステッチも主張しすぎないように通常よりも細い8番手の糸を採用している。
「5年ほど着用していますが、オールブラックのスタイルが好みなので下地があまり出ないようにケアしています。その中でわずかに覗くブラウンが良い味を出してくれますね」

(出典/「Lightning 2025年3月号 Vol.371」)
Text/K.Minami 南樹広 Photo/N.Suzuki 鈴木規仁
関連する記事
-
- 2025.02.26
「茶芯」の源流、それは「レッドウィング」。茶芯にブーツ好きが熱狂する理由とは?
-
- 2025.02.25
身につけているモノすべてを経年変化させたい、だから茶芯のブーツを作るのだ。
-
- 2025.02.23
憧れたバイカーたちの足元を飾った、意図せず生まれる当時のリアルな茶芯。
-
- 2025.02.22
唯一無二のエイジングが際立つ、「メイカー ズ」の質実剛健な作業靴。