革追い人の行き着く先ここに。革ジャンを探している諸君、幻のブランド「ファウンテンヘッドレザー」を狙え。

取扱ディーラーも少なく、レザーファンの間から「幻のブランド」とも称されるファウンテンヘッドレザー。往年の名作をベースにしながらも、細身でスタイリッシュなフォルムへと蘇らせる彼らのレザープロダクトは、他ブランドの革ジャンにはない、独特の気品と色気を醸し出している。レザー業界において「孤高の存在」とも呼ばれるファウンテンヘッドレザーの珠玉のアイテムをご賞味あれ。

NU

英国系のシングルモデルをモチーフに、ファウンテンヘッドレザーなりの味付けで作り上げた「ヌー」。ファウンテンヘッドレザーでは、すべてのモデルで1.5㎜厚のベジタブルタンニン鞣し・アニリン仕上げの馬革を使用し、すべてのモデルがブラックとブラウンの2色展開となる。経年でくっきりとした皺が刻まれ、エイジングをダイレクトに感じることができる。21万6590円

LAMBDA

かつてバイクレースのチームジャケット用に製作されたモデルをサンプリングした「ラムダ」。襟元や袖がリブ仕様で、非常に着やすいシンプルなデザインとなっている。全体的に細身に仕上げてあるので、着用するとどことなくワイルドで、不良っぽさを醸し出す。ブラックとブラウンでは全く違う印象が変わるので、シーンやスタイルに合わせて使い分けたい。21万6590円

BETA

レザージャケットの歴史に名を残す1930年代の銘品を現代に甦らせた人気モデル。袖周りのスタッズや前立てに設けられたポケットなど、ヴィンテージファン垂涎のディテールも堪能できる。ファウンテンヘッドレザーの馬革は、ブラック/ブラウンともにサンドイッチ仕様の茶芯で、経年変化すると下地の茶が出現してくるのも嬉しいポイント。ブラウンカラーでも茶芯を楽しめる。24万790円

MU

1930年代のカーコートをモチーフにした新作モデル「ミュー」。チンストラップや水牛ボタンなど同時のディテールは踏襲しつつも、全体的にすっきりとしたシルエットを実現している。腕周りも若干細身に作られているため、カーコートにありがちな野暮ったさは一切なく、洗練された雰囲気を醸し出している。あらゆるシーンで活躍してくれる1着だ。24万790円

【DATA】
マスファルト
https://masphalto.jp

(出典/「Lightning 2024年12月号 Vol.368」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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