2ページ目 - 革ジャン&ブーツ好きのための祭典「レザーズデイ」で見つけた、新作レザーアイテム一挙紹介!

手で触れてわかる、“革”という素材。

レザープロダクツの要はやっぱり“革”。一般人がプロダクツになる前の鞣した皮革を見る機会はほとんどないだろう。イベントではタンナーも出店し、上質でこだわりの皮革を展示してくれた。

昔ながらの鞣し工程を守り続ける栃木レザー。革製品メーカーでも同社を採用しているところも多く、その品質の良さは折り紙付きだ。栃木レザーといえば厚みがあって頑丈さがウリだが、新しく柔らかくしなやかな皮革を開発。今後、様々なプロダクツに落とし込んでいくそうだ。

100年以上の歴史を誇るニッピ・フジタのブースでは、30種類ほどの皮革を展示。またカットしたコードバンの販売も行い、レザークラフトを楽しんでいる人に人気だったそうだ。その場で小物を作ってくれるという嬉しいサービスも。体験者はきっといい思い出になったに違いない。

イタリアのトスカーナにあるインカス社のカーフレザーを展示したアスメデル。パステル調だが深みのある独特の色合いが特徴で、その革で製作したステーショナリーはとても上品な仕上がり。当日は使い込みサンプルも用意しており、新品との違いを見ることもできた。

原皮から鞣し、仕上げまでの工程を自社にて一貫生産を行っている新喜皮革。イベントでは皮革の展示のみならず、今回のイベントのみで購入できたホースレザー製のバッグの販売も数量限定で行った。通常は革素材の製造販売のみだけに、特別な逸品になった。

実演やコミュニケーションで広がる革の輪。

今回のイベントは、オーダー受注や実演が行われただけでなく、ブランド側と来場者との出会いの場にもなった。まだ知らないブランドとの出会いは、これからのレザーライフにおいてきっと新しい世界を見せてくれるだろう。

ホワイツブーツのブースでは、定番モノを中心に新作ブーツやアパレル、メインテナンスグッズまで幅広いラインアップで紹介。注目したのは、職人さんによるブーツ製作の実演。ハンドソーンのブーツがどのように作られているのか、また職人さんの所作に立ち止まって見入る人も多かった。

こちらはフォーティセカンドロイヤルハイランドのブース。Lightning編集長の松島親方、編集部ランボルギーニ三浦、雑誌「2nd」のパピー高野による別注レザーシューズの人気投票が開催された。果たして1位になったのは……。レザーズデイのインスタで公開中。

革ジャンからバッグ、革小物まで多種多様なレザー製品を展示していたスタディ ラゲッジ サプライ。奥行きのあるブースに多くの人が訪れていた。右側に設置されたテーブルでワークショップを開催。会場中に「トントントン……」という革工房のような小気味よい音が、2日間響いていた。

「普段できないワガママを聞く場」と話すのはメイカーズの手嶋慎さん。今回は受注オーダーを行っていたのだが、お客さんと会話をすることで、新しいアイデアが生まれるのだそうだ。

レザーケアブランドのサドルアップの講師を招いて、正しい革のお手入れ方法をレクチャーしてもらうワークショップも開催した。この様子はライブ配信され、来場できなかった人も観ることができた。実際にリアルで観ていた人の中には、この後サドルアップのブースに向かった人も少なくなかったはず。

(出典/「Lightning 2023年12月号 Vol.356」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

待望のカスタムオーダーが再始動!シルバージュエリーはメイドインジャパンにこだわりたい

  • 2026.04.01

ネイティブスピリットを宿したシルバージュエリーで多くのファンを魅了してきたARIZONA FREEDOM。2026年春夏シーズンより、待望のカスタムオーダーがついに再始動。既存のデザインをベースに組み合わせ次第でこれまでにない自分だけのオリジナルのシルバーを形にできるのが最大の魅力だ。熟練した職人に...

理想を詰め込んだ名門・麻布テーラーの至極のブレザースーツ。まさにこれが長く愛用できる“一張羅”だ 

  • 2026.03.16

チープシックとは、ただお金をかけずにファッションを楽しむことではない。自分にとっての“一張羅”とも呼べる一着を持ち、長く愛用することこそがその真髄である。理想のデザインを具現化し、身体にも馴染む。パーソナルオーダーの名門・麻布テーラーで“とっておき”を仕立てよう。 麻布テーラーのオーダーメイドでチー...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

Pick Up おすすめ記事

こだわりの最上級へ。リングを複数繋いで作られるブレスレットは、究極の贅沢品

  • 2026.03.17

創業から29年にして新たな局面を迎え、“地金から新たな素材を作り出す”という手法に行き着いた「市松」。『自在地金屋 無双』をその名に掲げて作られたブレスレットは、一点一点手作りでサイズのブレが生じるためリミテッドモデルとして製作。放たれるただならぬオーラは、職人の工夫と根気によるものだ。 誠実に地金...

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

理想を詰め込んだ名門・麻布テーラーの至極のブレザースーツ。まさにこれが長く愛用できる“一張羅”だ 

  • 2026.03.16

チープシックとは、ただお金をかけずにファッションを楽しむことではない。自分にとっての“一張羅”とも呼べる一着を持ち、長く愛用することこそがその真髄である。理想のデザインを具現化し、身体にも馴染む。パーソナルオーダーの名門・麻布テーラーで“とっておき”を仕立てよう。 麻布テーラーのオーダーメイドでチー...

円盤投げのアイコンが目印! アメリカ生まれの定番スウェット「DISCUS」ってどんなブランド?

  • 2026.03.19

1973年に誕生して以来、キャンパスや街の日常とともに歩んできた「ディスカス」。派手さはないが、気づけばいつも身近にあり続ける。そんな等身大のスウェットブランドの魅力を、ブランドの背景とアイテムから紐解いていく。 米国のリアルが育んだちょうどいいスウェット 1973年、アメリカ・ヴァージニア州で誕生...

今季のテーマは“Preppy in the Sun”! 春の到来にピッタリな「ゴールデンベア」のラインナップを紹介

  • 2026.03.18

デイリーなアメリカンカジュアルウエアを得意とする「ゴールデンベア」。“Preppy in the Sun”をテーマに掲げる今季のコレクションでは爽やかな風吹く春の到来を告げる、涼しげなラインナップを展開する。 フレンチリネンの着心地とオレンジが活きる春 主役は淡いオレンジのシャツ。フレンチリネンを1...