2ページ目 - 【新橋・ガード下横丁】THE FACTORY CO.,LTD・吉田雄二さんが横丁に向かう理由。

ハイソなバーと下町情緒あふれる居酒屋が混在しているところも東京の醍醐味。吉田さんも振り幅の広いナイトライフを満喫しているのだ。

「僕が入る店を選ぶ基準は、店の雰囲気とは関係なく、人が入っているかどうか。たとえちょっとくらい汚くても、人が入っている店はそれなりの理由があるはずです。とくに新橋のビジネスマンはアパレル業界の人よりも色んな店を経験しているはずだし、コストパフォーマンスに対してもシビアだと思います。

だから、ビール瓶のケースを椅子にしているような店でも、経験豊富そうな年配のビジネスマンが集まっている店はチェックしてしまいますね。若い頃は料理の味もちゃんと分かっていなかったし、安く酔えればいいみたいなところもありました。今の年齢になって、ようやくいい酒が飲めるようになってきたと感じています」

金曜の「新橋ガード下横丁」はどの店も人であふれかえっている。その活気に刺激されたのか、吉田さんは2杯目のハイボールを注文。

「横丁で飲むのと同じくらい好きなのがアウトドアで飲むこと。月に1回は遠出してキャンプを張って自然を満喫しています。自然に囲まれて、焚き火を見ながら飲む酒も格別です」

横丁とアウトドア、どちらも人目を気にせず楽しめる開放感に満ちた場所だという共通点があるのかもしれない。

「実は明日もキャンプなんです。だから、お酒はもうこれくらいで」サッと切り上げた吉田さんはオンブレチェックのセットアップ姿で飄々と新橋の雑踏に消えていった。

ハイボールを片手にご満悦の吉田さん。個性的な装いでも自然に溶け込めてしまうのも雑然とした横丁ならではの魅力だ。「こういうところだと、本当に肩の力を抜いて楽しめますね」

吉田さんが食べた「九州づくし 都久志屋」の絶品メニュー。

テーブルを埋めつくす九州料理の数々。九州の食文化の奥深さを実感できる。各県産の焼酎のほか、スダチを入れた鉢から焼酎をすくって飲む「鉢ロックパンチ(1,999)もぜひ試していただきたい。

産地から直送されてくる朝びきの霧島地鶏を使ったメニューが売りの都久志屋。中でも、大きな骨つき肉の塊をハサミでカットして食べるダイナミックな名物料理「親鳥骨付もも肉の炭火一本焼宮崎の味」(999)は絶品。他にも、ボリュームたっぷりの「長崎雲仙ハムカツ」など、九州の特産品を使った料理やお酒が充実している。

熊本県の名産品である「からし蓮根」(799)もラインナップ。七輪で炙って食べると香ばしさが加わってとても美味。

こちらは霧島鶏を使ったビッグサイズの「チキン南蛮」(899)。たっぷりかかったタルタルソースとふんわりサクサクの衣、そしてジューシーな鶏肉のコンビネーションが絶妙だ。

名物の「よだれ鶏」(799)。甘辛いソースがかかっており、酒のアテにちょうどいい。都久志屋で は一流の味を気軽に楽しんでもらうことをモットーに、素材を厳選し、調理方法も工夫している。

DATA
九州づくし 都久志屋
東京都港区新橋1-13-3
TEL03-6550-8447
営業/月~土16時~翌3時、日15時~21時半
休み/なし

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/別冊Lightning Vol.209TOKYOノスタルジック横丁」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

Pick Up おすすめ記事

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...