6インチ丈の超万能モデル! それがレッドウィングの#875だ。

我々にとってレッドウィングの大定番は、間違いなく#875 である。1990 年代に大ブームになった時からレッドウィングのアイコン的な存在として広まり、なぜ現在まで人気を集めているのか。それは履きやすさだけでなく、着こなしを選ばない万能さにあるのだ。

青春の一足であり、永遠のスタンダード。

RED WING #875 6” CLASSIC MOC|1950年代の発売当初に近いオイルを豊富に含んだオレンジが かったブラウンレザーである” オロ・レガシー・レザー” を採 用した現行の#875。基本的なディテールは当時のまま受け継 がれている。4万5870円

’90年代のレッドウィングの大ブームが直撃した我々アラフォー・アラフィフ世代にとって、その定番モデルとして摺りこまれているのが、今回紹介する#875である。なにせ当時はあらゆるファッション誌がこの6インチ丈のモックトゥが取り上げ、ヴィンテージジーンズと合わせた着こなしを打ち出していた。それを憧れの眼差しで眺めていたのだから、#875は我々の中でレッドウィングの代名詞なのだ。

1950年代から1990年代まで微妙に色味を変えながらオロラセットと呼ばれるブラウンレザーを使っていたが、初期モデルに近い風合いを楽しめるのが現在のオロ・レガシー・レザーだ
現在はヘリテージモデルとしてラインナップされているため、ネームラベルは通常のものが施されている。3桁の「875」という品番は、やはり我々世代にとっては特別な存在として映ってしまう……

しかし、実際このブーツにはそれに呼応するだけのポテンシャルがある。ヴィンテージがお好きな方ならお分かりだと思うが、実は’70年代以降、アメリカの様々なブーツメーカーが、このモデルに似たものをずっとリリースしている。つまりアメリカでも当時から人気があったというわけだ。

#875というモデルは、’50年代に誕生した。先にリリースされていた8インチ丈の#877などと同じく、ハンティングモデルに付けられた『アイリッシュセッター』というシリーズで発売されたものである。

絶妙なハイトに加え、ハンティング用に開発されたトラクショントレッド・ソールの履き心地が、実は都会のアスファルトの上でも歩きやすく、かつファッション的にも着こなしを選ばない万能さを秘めている。四季を問わずに履くことができるブーツ、#875。まさに唯一無二の存在といって過言ではないのである。

こちらは1960年代に作られた#875。味わい深くエイジングしているが、基本的なディテールを変えずに現在も販売し続けてい るところにも、完成度の高さが窺えるだろう
山中で物音を立てずに獲物に近づくハンティング用のソールとして開発されたのが、このトラクショントレッド・ソールだ
後ろから見た姿がこちら。時代によってその佇まいは発売当初
から変わることなく、しっかりと現在に受け継がれている

1年を通じて履けるのが#875の魅力なのだ!

アメリカのいわゆるワークブーツにカテゴライズされるモデルで、
季節を問わずに着こなしも選ばず履くことができるモデルなんて他にはない。しかもポップな着こなしから厳つい着こなしまで、その汎用性は非常に高い。これが#875 の凄さなのだ。

【春】

春はGジャンが活躍するシーズン。デニムと#875の組み合わせは鉄板なので、ボトムをチノパンや軍パンにしても楽しめる!

【春】

スウェットシャツと白パンやホワイトジーンズの着こなしなら革靴でもいいけど、実は#875でもこんなにオシャレにまとまる。

【夏】

夏のショーツスタイルは、#875と相性抜群。チラ見せする靴下の色味とトップスの色味を合わせることで、全体にまとまりが生まれる。白Tシャツを挿すことで爽やかな印象が強くなる。

【秋】

秋もGジャンが活躍する。ウールやネルを中に着ると王道のワーカ
ースタイルになりがちなので、スウェットパンツで遊びをプラス。

【冬】

冬は基本的にはダークトーンが多い。そこでアウター、もしくはインナーや帽子を#875と同系色にする全体がきれいにまとまるのだ。

他にもまだある! オススメの万能ブーツ。

レッドウィングの万能なブーツは#875 だけじゃない。ここではオススメしたい他のモデルを紹介する。すでに#875 をお持ちの方はぜひご検討くだされ。

1.RED WING #8875 6” CLASSIC MOC

’90年代の赤みの強いオロラセット・レザーを再現したオロラセット・ポーテージというレザーを使い、’96年に日本市場向けに投入されたのがこの#8875だ。4万5870円

2.RED WING #8833 6” CLASSIC MOC

1989年に日本企画として誕生したベージュのラフアウトレザー「ホーソーン・アビレーン」を使った#8173の進化版としてリリースされた新モデル。このベージュのラフアウトレザーが着こなしを柔らかに見せてくれるので、汎用性は非常に高い。4万5870円

3.RED WING #8864 6” CLASSIC MOC GORE-TEX

ラセット・タオスという風合い豊かな防水レザー、ライニングにゴアテックスを使った、最強の防水仕様ながら、カジュアルに着こなせる見た目をキープ。5万5550円

4.RED WING #3192 CLASSIC CHELSEA

英国の乗馬用ブーツがルーツのサイドゴア・ブーツ、” チェルシー”に、コーヒー・トラクショントレッド・ソールを組み合わせて上品さとカジュアルさを両立させたモデル。4万3450円

5.RED WING #3190 CLASSIC CHELSEA

上の#3192のラフアウトレザー「ホーソーン・ミュールスキナー」に対し、こちらはオイルが豊富なプルアップレザー「アンバー・ハーネス」を使用。その他は同じ仕様だ。4万3450円

6.RED WING #9198 POSTMAN ROMEO

1954年に誕生し、制服を着て働く公務員のサービスシューズとして誕生したポストマン#101と、1920 ~’30年代にルームシューズから外履き用に昇華したロメオを組み合わせた、レッドウィングの定番オールブラックシューズ。4万2350円

(出典/「Lightning 2023年5月号 Vol.349」)

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ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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