1990〜2000年代のプリントが人気!? ヴィンテージTシャツの最新事情。

ヴィンテージTシャツは、いまでは古着ファンだけに留まらず、世界的なミュージシャンやセレブにも注目される存在になり、最近では’90年代以降のものが高騰しているそう。そこで、下北沢の人気古着店のオーナーに、その最新事情を教えてもらった。

今注目するヴィンテージTシャツとは。

我々アラフォー世代にとって、 ヴィンテージTシャツといえば、 例えば旧いチャンピオンのカレッジプリントが最高峰のランクにあって価格も高い…というのが常識だったのだが、最近はどうやら全く違うらしい。

そこで、ヴィンテージの最新トレンドを探るべく、いま往年の古着ブームのような賑わいを見せる下北沢で、多くの王道ヴィンテージとトレンド古着を扱うショップ『SPiKe』のオーナー・高橋史宏さんに、ヴィンテージTシャツの動向を伺った。

高橋史宏さんは某有名古着店から独立し、2012年に『SPiKe』をオープン。レアなリバースウィーブからヴィンテージデニム、ヴィンテージTシャツまで、幅広く取り扱っている

「ちょっと前まで人気だったバンドTシャツは、だいぶ落ち着きました。代わりに映画やアニメ、キャラクタープリントなど、一部で価格が爆上がりしてきているものがあります。

アンディ・ウォーホルやキース・へリングなどアートTシャツも依然人気ですが、それらを追うように有名画家の油絵作品がプリントされたものなども注目され始めました。

ちなみにアディダスのトレフォイルのようなロゴプリントも人気ですが、マイクロソフトやアップルのものは、とんでもない価格になりつつあります」

高橋さんが今注目するTシャツ厳選8選!

そんな高橋さんが今注目するTシャツを、見せていただいた。参考にして、掘ってみてはいががだろうか。

1.Larry La Bonte

赤ちゃんだけを被写体にする人気写真家、ラリー・ラ・ボンテの写真Tシャツ。最近のフォトTeeブームで、2年程前なら6千円前後だったものが、最近は1万円台を軽く超える。(私物)

2.RIDINGMANIA

ライディングマニアは有名ブランドのパロディプリントが人気。これはVICTORパロディ。パタゴニアボディを使用するものも多い。6千円前後だったのが、1万円台半ばまで高騰。(私物)

3.The Princess MONONOKE

いま日本のアニメプリントが世界的に人気上昇中。中でもジブリ物は今後さらに高騰するはず。この海外上映時の『もののけ姫』で4万円以上。人気ラッパーのトラヴィス・スコットが『千と千尋の神隠し』を着たことも有名だ。ジブリでは『紅の豚』もかなり高騰中。人気作品なら2桁万円で取引されることもあるそう。エヴァやアキラもかなり高価!

4.FINAL FANTASY VII

世界的に人気を博したゲームタイトルなら、Tシャツもかなりの高額。 アメリカ製ボディも高騰するポイントだ。この『ファイナルファンタジーVII』は、今では4万円以上する。

5.THE DAVINCI CODE

映画Tシャツも人気。特に人気俳優や人気監督のものは高騰気味。『ダヴィンチ・コード』はモナ・リザのデザインなら4万円台だが、こちらは22000円で販売中。

6.RESERVOIR DOGS

こちらは『レザボアドッグス』のTシャツ。ポスターデザインではなく、劇中の冒頭のシーンのプリントというレアな1着。最近はブラピ物が人気で高騰中だそう。(私物)

7.THE FLAMING LIPS

オクラホマ発のオルタナ系ロックバンド『ザ・フレーミング・リップス』のTシャツは、ジャケ写に関係ないアートデザインで人気爆発。バンドTeeでは最も注目株だそう。相場は68万円台。(私物)

8.MONET “Water Lilies”

’95年にサンフランシスコで開催した画家・モネの展覧会の限定Tシャツ。このような有名画家のものはタマ数の少なさもあって急激に高騰中とのこと。こちらは33000円で販売中。

DATA
SPiKe
東京都世田谷区北沢2-35-15 下北沢マンション1F
TEL03-6407-0123
営業/12:0020:00
Instagram: spike_shimokitazawa_tokyo

情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning 20217月号Vol.327」)

この記事を書いた人
ランボルギーニ三浦
この記事を書いた人

ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

これが“未来のヴィンテージ”。綿、糸、編み機……すべてに徹底的にこだわる唯一無二のカットソー

  • 2026.04.27

綿、糸、編み機……。素材から製法まで徹底的にこだわり、唯一無二のカットソーを創り続けるライディングハイ。「FUTURE VINTAGE(未来のヴィンテージ)」を目指す彼らのフィロソフィは如何にして形成されているのか。プロダクトの根幹をなす代表・薄 新大さんの“アイデアの源”に迫る。 More tha...

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

これまでで一番“アイビー”なクラークス誕生! 2026年春夏の新作にペニーローファーやボートシュー ズも登場

  • 2026.04.27

「クラークス」が2026年春夏の新作として発表した「デザートアイビーコレクション」。ブランドのアイコンである[デザートブーツ]や[ワラビー]、[デザートトレック]はアイビーらしい配色に落とし込まれ、アイビーの定番靴であるペニーローファーやボートシューズも顔ぶれに加わる。英国、アメリカ、日本。各国のカ...

Pick Up おすすめ記事

夏を装いが物足りない時のひと工夫。涼しげな素材と優しい配色で気軽に“レイヤード”を楽しむ

  • 2026.04.16

シャツとジーパン。それだけで成立することは分かっていながら、やっぱりちょっと物足りない、と感じたときに思い出してほしいキーワード。それは、レイヤードだ。ぜひ夏の装いのひと工夫に加えてもらいたい。 涼しげな素材×優しい配色のレイヤード 夏に着るトップスはシャツとインナーだけになりがち。だが、シャツの下...

これまでで一番“アイビー”なクラークス誕生! 2026年春夏の新作にペニーローファーやボートシュー ズも登場

  • 2026.04.27

「クラークス」が2026年春夏の新作として発表した「デザートアイビーコレクション」。ブランドのアイコンである[デザートブーツ]や[ワラビー]、[デザートトレック]はアイビーらしい配色に落とし込まれ、アイビーの定番靴であるペニーローファーやボートシューズも顔ぶれに加わる。英国、アメリカ、日本。各国のカ...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

大人の夏はゆるくてこなれ感があるコーデが気分。“アジ”のあるピグメントTとデニムさえあればいい

  • 2026.04.17

ハナから古着みたいに着られる、アジのある服が大好きだ。「ジムマスター」が今季推すピグメントTとデニムも、加工感が素敵。いい“アジ”を知り尽くすふたりも、どうやら気に入ったご様子です。 「MIA MIA Kuramae」ヴォーンさんは、ピグメントTにオールインワンを着崩して合わす! 色ムラによる古着ラ...

これが“未来のヴィンテージ”。綿、糸、編み機……すべてに徹底的にこだわる唯一無二のカットソー

  • 2026.04.27

綿、糸、編み機……。素材から製法まで徹底的にこだわり、唯一無二のカットソーを創り続けるライディングハイ。「FUTURE VINTAGE(未来のヴィンテージ)」を目指す彼らのフィロソフィは如何にして形成されているのか。プロダクトの根幹をなす代表・薄 新大さんの“アイデアの源”に迫る。 More tha...