今回取り上げる「G-LOG(ジーログ)」は、かつて日本の住居には当たり前にあった“軒下”のある暮らしを提供。
現代風にアレンジし、屋外と室内がゆるやかにつながるオープンなライフスタイルを実現した「G-LOG」の特徴と魅力を紹介していこう。
こんな“軒下”が欲しかった! 「BESS」の“G-LOG”で始める、外とつながる暮らし。
ログハウスと聞くと山小屋や避暑地の別荘などをイメージする人が多いかもしれないが、「BESS(ベス)」では、家としての基本性能の高さから、9割以上が自宅利用されている。
木の文化に親しんだ日本のローカルな感性で、世界に向けて発信する“グローカル”な視点から「G‐LOG(ジーログ)」と名付けられたのがこちらの三角屋根の建物。
広々とした1階のウッドデッキに、三角屋根を活かした2階の超ベランダスペース。「BESS」が提案するログハウスのかたちは、いずれも心地よい暮らしを求める人たちのことを想って設計されている。
かつての日本の家屋でよく見られた軒下文化。その昔は農作業の合間の休憩や雨凌ぎ、時には近所の人たちとの憩いの場にもなった。
そんな懐の深いスペースも効率を追う現代の風潮とともにいつのまにかに無くなってしまったが、「BESS」の「G‐LOG」でそんな旧きよき軒下の価値を再び見出し新しい暮らしの場として提案している。1人でゆったりしたい時は2階の超ベランダでリラックスチェア&オットマンに寝そべり読書にふけるといった具合に。
趣味を楽しむ人たちを満足感させる快適な暮らしは、軒下から生まれるのである。
使い方はアナタ次第! 超ベランダ空間「NIDO(ニド)」とは?
イタリア語で「巣」を意味する「NIDO(ニド)」は、日本にあった昔ながらの軒下を、現代のライフスタイルに合わせてアレンジした2階の天井高4メートル、約10畳の超ベランダ空間のこと。
三角屋根のおかげで上へと広がる空間を確保し、木製柵の横格子はお洒落で全体に落ち着きを与えてくれる。天気が良くて気持ちいい日は、部屋のサッシュをすべてあければ、室内とつながる広く大きな空間となってくれるのだ。
広々としたスペースだけに、楽しみ方は自由自在。この浮遊感はまさに空中軒下。室内にいても大間口いっぱいに広がる陽射しだって、きっと気持ちいい。
そう、超ベランダ空間「NIDO」は最高の昼寝スポットでもあるのだ。さすがミリタリーに精通するライトニング編集部・モヒカン小川。屋外でも昼寝というよりもガチ寝である。屋外でありながら屋根もあり、この広々とした空間。一般男性の平均身長のモヒカン小川が寝転んでも余裕のスペース。こりゃ、寝入るのも仕方ない。
▼「BESS」の家の居心地の良さはこちらの記事でも紹介!
「G-LOG」の屋根裏部屋“グルニエ”はオトナの秘密基地だ!
「G-LOG」最大の特徴は間違いなく「NIDO」だが、忘れてもらっちゃ困るのが“グルニエ”だ。
大きな勾配を持つ三角屋根の「G‐LOG」だからこそ、実現できた屋根裏部屋・グルニエも、大人の遊び心をくすぐる魅惑の空間となっている。
「BESS」のログハウスは、とにかく“自由”だ。どの空間をどう使うかは、住み手の自主性、いや「遊び心」に委ねられているといっても過言ではない。自由であるからこそ、この屋根裏空間を、物置として使ったってもちろんかまわない。でもちょっと待って。それではあまりにもったいない話。
普段尻に敷かれているとしても、「ここは、ボクの好きに使わせてください」と宣言し、グルニエに好きなモノだけを詰め込んで、心ゆくまで趣味の時間を満喫してほしい。
直立できないほどに屋根が迫っている、この“狭さ”も、なんとも素敵ではないか。少年の秘密基地は、広すぎてはいけない。すべてが自分の手の届くところにある、これが秘密基地の基本だ。
誰にも邪魔されず、大好きなマンガにどっぷり浸かりたい……そんな夢の時間が過ごせるのも、グルニエのいいところ。自分専用漫画部屋にするのもいいだろう。
深夜、子供の頃に熱中したプラモデルを作る至福の時。大好きなガンダムの世界に囲まれてご満悦の本誌モヒカン小川(1年戦争好き)。小学生時代、模型屋に並んでもなかなかお目当てのモビルスーツが買えなかった腹いせに、大量のガンプラをストックして楽しむってのもアリ。
サバゲー好きが困るのが愛銃のお手入れ。さすがにミリタリー物は、リビングに置いておくわけにもいかず、こうした使い方もアリ。かなり危険(?)な雰囲気だが、決してゲリラが潜伏しているわけではない。
子供の手の届かない、ハシゴを上がった先にあるひっそりとした空間で、夜な夜な趣味に興じる……。このグルニエを手に入れるためだけに、「G‐LOG」を選択肢にするのも、アリだと思う。
もちろん屋根裏であるから、何もかも快適とはいかないかもしれない。だが、すぐ下にエアコンがあるのでサーキュレーターと併用して空気を循環させるなどすれば問題なし! それも秘密基地の醍醐味だ。
まだまだあります、「G-LOG」の魅力。
「G-LOG」の特徴と魅力といえば、約10畳の“超”ベランダ空間「NIDO」と屋根裏部屋の「グルニエ」があげられるが、そのほかにも魅力的なポイントがたくさんある。ログハウスならではの魅力を紹介しよう。
1.木の温もりを感じるリビング。
ログハウスに住むということは例えれば50本の樹木に囲まれて暮らすことと同じ。薪ストーブを設置すれば、木の温もりと相性抜群で真冬でも居心地のよい空間を演出できる。家族の団らんにも最適だ。
2.遊べるウッドデッキ。
1階のデッキの奥行きは広々とした約2.3メートル。愛犬や友人たちと遊ぶにも十分の広さ。テラスの戸をあければリビングと一体となった空間に。天気が良ければみんなでビールでも飲んで。これこそ最高のおもてなしだ。
3.三角屋根で実現した開放的な空間。
鋭角に伸びた三角屋根の高い天井。斜めの窓からやわらかい光が射し、バトン(梁)の存在がリズムよく、より心地よい雰囲気を演出する。高い天井でおおらかな空間演出は「BESS」ならでは。屋根の上部にグルニエを設けられるのも高い天井があるからこそ。屋根裏部屋が男心をくすぐる。
夫婦で、家族で、趣味で変わる、「G-LOG」での暮らしの実例。
さて、ここまで読んで「G-LOG」がどんなログハウスであり、ワクワクする住まいであることはおわかりいただけただろう。では実際に住んでいる人は、どんな暮らしを送っているのだろうか?
こちらは、現在、自宅1階を仕事場として、アンティークカメラやオーディオ、ギターなどのネット販売を行っている江畑さんのご自宅。パートナーとふたりで暮らしている。高い天井を生かして、グリーンを吊るすアイデアはオシャレ!
広々とした超ベランダ空間「NIDO」もご覧の通り。「植物をいじったりしている時間は、自分にとってかけがえのない時間」と語る江畑さんだからこそ、定期的なメンテや薪ストーブの掃除など何かと手のかかる「BESS」のログハウスに惹かれたのかもしれない。
▼江畑さんの暮らしはこちらの記事をチェック!
続いて紹介する都内マンション住まいだったSさんファミリーは、子どもの独立に伴い、アウトドア好きということもあり丹沢山系のふもとに「G-LOG」を建てた。
「NIDO」や2階から見える景色はこの通り。これは都会では手に入らない!
こちらのお宅の特徴は敷地内にBESSのログ小屋「IMAGO(イマーゴ)」が併設されている点。こちらはホビールームとして親子で数カ月にわたって製作、カスタマイズしたのだそう。
▼Sさんの暮らしはこちらの記事をチェック!
こちらは、「G-LOG」に住んだことをきっかけにキャンプにハマってしまったというご夫妻のお宅。「NIDO」にはご覧の通り、アウトドアアイテムのほか、シンクも完備され、自宅でキャンプ気分が味わえてしまう仕様に。
屋根裏部屋はテントのように活用。こちらも収納からチェア、テーブル、ランタンにいたるまでアウトドアグッズでコーディネイト。住む人によってここまで個性を引き立たせてくれるのも「BESS」ならではだ。
▼Yさん夫妻の暮らしはこちらの記事をチェック!
こちらは小さなお子さんがふたりいるファミリーのお宅。「BESS」で建てるならば、広い外構も含めて、世界観を作りたいと、100坪以上の土地を探し求めたという。
2階の子供部屋は天窓から光も入り、とても明るい。1階のデッキにはブランコを設置。広い庭もあり、子どもたちの走り回る姿を見るのは至福の時だ。
▼Sさんファミリーの暮らしはこちらの記事をチェック!
こちらも家族4人で暮らす「G-LOG」。逗子・葉山エリアにあり、ご主人がサーフィンを楽しむとあって駐車場脇にはシャワーも設置。ログハウスでありながらどこかサーファーズハウスの雰囲気が漂う。
屋根のある1階デッキではサーフボードの手入れや、食事をしたりと多目的に活用しているのだとか。もはやここはカリフォルニア?と思わされるお宅だ。これも自由度の高い「BESS」の家のなせるワザだ。
▼宮﨑さんファミリーの暮らしはこちらの記事をチェック!
◆
気持ちのいい風が吹き抜ける、家の中とつながったこの空間に身を置けば、例えば久しぶりにブーツにオイルをあげたくなるかもしれないし、ここで家族と食事を楽しむために、初めて料理の腕を振るいたくなるかもしれない。
広さもあるので朝ヨガを楽しみ、ベランダガーデニングを始めるのもいいだろう。あまりの気持ちよさに、埃をかぶったギターを、もう一度引っ張り出すかもしれない。
こんな、何かが始まりそうな予感のする超ベランダ空間“NIDO”から、あなたのライフスタイルは劇的に変化するはずだ。「G-LOG」とはそんな住まいなのである。
【問い合わせ】
BESS
☎03-3462-7000
http://www.bess.jp
▼BESS購入を考えるなら必読!
(出典/「Lightning Vol.250」「Lightning Vol.252」「Lightning Vol.256」)
Text/K.Yoneda 米田圭一郎 photo/T.Furusue 古末拓也 D.Katsumura 勝村大輔 Styling/T.Nakajima 中島貴大
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