▼GAKUYAさんのヴァナゴンはこちらの記事にも登場!
ところで、ヴァナゴンってどんなクルマ?
エコかどうかという基準で物事を判断する現代、クルマは単なる移動手段というのが一般論なのだろうが、そんな時代だからこそ、ちょっと昔の個性溢れるクルマに注目が集まっている。その代表格が、ここで紹介するヴァナゴンだ。
ヴァナゴン(VANAGON)とは、アメリカでの呼び名でVANとWAGONを掛け合わせた造語。フォルクスワーゲンは1950年からトランスポーターをリリースしており、その第3世代(T3)がここで紹介するヴァナゴンだ。基本的にT3から水冷エンジンを搭載。空冷エンジン搭載のタイプ2(T2)=通称ワーゲンバスの後継車なのである。
そんなヴァナゴンをT3から現行のT6まで取り扱うフォルクスワーゲン専門店が、大阪にあるGAKUYAである。代表を務める木下さんは、16年も乗り続ける生粋のT3ヴァナゴン乗りで、日頃から愛車でキャンプも楽しんでいる。
GAKUYAの皆さんの、3台のT3で行くキャンプに同行!
この日は、GAKUYAのスタッフと3台のT3に分乗し、キャンプに行くことに。その道中、聞こえてくるエンジン音、オイルの匂い、車窓から見える風景もいつものそれとは別物だ。そして、セットアップ完了後の絵面が冒頭の圧巻の写真というわけだ。全てが、格別の思い出となる。これが「ヴァナゴンを所有する」醍醐味なのだ。
続いて、今回キャンプに出掛けた3台のT3のディテールを紹介していこう!
【1987 VANAGON TRANSPORTER】レタリングが雰囲気抜群の1台!
GAKUYAの広告塔ともいえるレタリングが施された木下さんの愛車は、2.1リッターの水冷水平対向4気筒エンジン(FLAT4)を搭載。トランスポーター(パネルバン)だったが、スライドドアに窓を後付け。オーニングといまアメリカで流行しているというSMITTYBILTのテントをルーフに取り付け、キャンピング仕様にカスタムしている。
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【1980 VANAGON WEST FALLA 空冷エンジン】ヴァナゴンでは稀少な空冷エンジンを搭載する1台。
カリフォルニアらしいミディアムブルーは純正色。こちらは、T3ヴァナゴンでは初期にだけ僅かに生産された希少な空冷の2リッターFLAT4を積む1台だ。空冷エンジンのためパワステ・クーラー無し。4速マニュアルというストイックな仕様だが、その分、クラシカルで味わい深い見た目と乗り味を楽しめる。
【1989 VANAGON WEST FALIA FULL CAMPER】いま人気のスタイルにアレンジした1台!
こちらもウエストファリアのヴァナゴンだが、ダークグレーのボディカラーにオールテレーンタイヤ、ブラックのスチールウィールという、都会的なスタイルにアレンジした1台。こうするだけで、印象はガラリと変わるが、これもまたカッコイイ! 水冷の2.1リッターFLAT4を搭載し、パワステ、エアコン付き。3速ATで旧車としてはこれまた都会派の仕様となっている。
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【問い合わせ】
GAKUYA
大阪府東大阪市宝町17-40
TEL072-983-2468
http://www.e-gakuya.com
(出典/「Lightning 2017年7月号 Vol.279」)
Text/T.Miura 三浦正行 Photo/S.Tsuji 辻茂樹 問い合わせ/ GAKUYA TEL072-983-2468 http://www.e-gakuya.com
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