Mr.Tというだけで即買いしてしまった「TCSS」のプリントTシャツ。

1月中旬から2月初頭までハワイに取材で出かけていた。別冊ライトニング「男のハワイ本」の取材と、Lightning5月号巻末にて記事にしたサンサーフの同行取材である。

ハワイという場所は、一度行くとクセになる。暖かい気候と緩やかに流れる時間、そして美しい大自然。日本で送っていた、時間に追われながらの日々の生活から一転して、のんびりとマイペースにバカンスを楽しむことができるとあり、昔から多くの人々がハワイに訪れるのもわかる気がする。

またハワイの醍醐味のひとつはショッピング。日本からハワイへ向かう時に、着替えなど荷物を最小限に留めて、現地にて気に入ったTシャツなどのアイテムを調達するのが楽しかったりする。

「TCSS」のプリントTシャツ

映画『ロッキー3』へのオマージュを感じさせるTCSS(The Critical Slide Society)のプリントTシャツ。サーフブランドだけに、よく見るとMr.Tのモヒカン部分にサーファーがいる。個人的には「飛行機だけは勘弁な」という、TVドラマ『特攻野郎A-チーム』(日本語吹き替えVer.)のコングのセリフが好き。現地のオリバー・メンズ・ショップにて35ドル。(http://www.oliveandoliverhawaii.com)

そんなハワイにて取材で訪れたショップ「オリバー・メンズ・ショップ」で見つけたTシャツに思わず一目ぼれ。私と同年代の読者諸兄ならご存じのMr.Tである。春先〜真夏に映えそうなイエローボディ。素材はリサイクルコットンを使用しており、エコな一着だ。

このデザインを手掛けたのはオーストラリア南東部に位置するシドニー発のサーフブランド。アートをベースにしたデザインが特徴だ。Tシャツのフロントに眼光鋭く居座るMr.Tは「クラバー・ラング」を演じた時のもの。そして背中にはイタリアの種馬「ロッキー・バルボア」ことシルベスター・スタローンがデザインされていたりする。’80年代好きにはたまらない一着だ。

バックサイドに……何かが見える?

こちらは背中。うっすら何かが見える。これ、ボディの内側にプリントしているので、バックサイドにはうっすらとロッキー・バルボアの姿が浮かび上がるという趣向。フロントのプリントがMr.Tという非常に濃い口なので、バックサイドはあっさり目と、デザインバランスに好感が持てる。

内側を除いてみると、いましたロッキー・バルボア。

手に入れたのはこちら、ラニカイ・ビーチを有するカイルア・タウンにある「オリバー・メンズ・ショップ」。小さな店舗ながら感度の高いアイテムをセレクトする名店として知られている。ハワイを訪れることがあったら、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

【問い合わせ】
オリバー・メンズ・ショップ
http://www.oliveandoliverhawaii.com

(出典/「Lightning 2020年5月号 Vol.313」)

この記事を書いた人
ADちゃん
この記事を書いた人

ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

Pick Up おすすめ記事

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...