カリフォルニアの古着好きたちの祭典「ヴィンテージ・ランデブー・ポップアップショー2019」レポ。

古着のなかでもとくにコレクターや濃〜い愛好家たちが存在するいわゆるヴィンテージウエア。最近では、なかなかお宝も発掘されないことから、一部のアイテムにおいては驚愕のプライスをたたき出すこともある。でも実際にフリーマーケットなどにヴィンテージをハンティングしに行くのは当たりもハズレもあるから、よほどの目利きでなければ徒労に終わる。

Vintage Rendezvous Pop Up Show 2019

会場の中だけでなく、外にも多数の出店者がブースを構える。地元カリフォ ルニアのディーラーを中心に、今回は15のディーラーが集結した

そんななか、もっとじっくりとヴィンテージを吟味したい人たちにうってつけのイベントがこれ。ヴィンテージ・ランデブー・ポップアップショーはミリタリーやワークのヴィンテージディーラーであるボブ・チャットの主催で行われているイベント。彼の声がけによって集まる全米のヴィンテージディーラーたちが集結し、一日限りのポップアップショップが登場するというもの。カリフォルニアはハンティントンで行われたイベントに本誌も潜入。そこに集まるヴィンテージ愛好家たちもいっしょにレポートする。

年に一度だからこその、見逃せないアイテムたちが勢ぞろい。

カルフォルニアでは、毎週末どこかでフリマが開催されていると言っても過言ではないし、世界最大級のローズボウルフリーマーケットも有名なところ。そういったコンスタントに開催されるものとは違って、こちらのイベントは年1回。その分集まるベンダー、そしてアイテムもクオリティが高いのだ。

▼アメリカの有名なフリマはこちらをチェック!

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2021年11月01日

古着やヴィンテージの主役といえばリーバイズ501。今では’90年代初頭のアメリカ製でもそこそこの値段が付く。

戦前から1950 年代までのヴィンテージジュエリーやバックルがズラリ。中央にあるメキシカンリングは収集家もいる。

ヴィンテージ・アドバタイジングの筆頭であるバディ・リーも多数。右の手描きロゴのT シャツも雰囲気抜群の逸品だ。

ヴィンテージのミリタリージャケットやシャツだけでも隙間がないほど多数ストック。カリフォルニアでは軽く羽織れるファティーグジャケットが人気だ。

王道のレザージャケットやブーツなども多数出品。ヴィンテージならではの作りの丁寧さや、手の込んだデザインは資料性も高い。

ウエアに限らず、アンティークのトイやアドバタイジンググッズ、それにテーブルウエアなどを扱うディーラーも出店した。

ヴィンテーウエアならではのカラフルなアイテムは元気なアメリカの象徴。ワークからミリタリー、それにスポーツとジャンルレスの古着が集結した。

このイベントの主催者であるボブは自身、ミリタリーを中心としたヴィンテージディーラー。今回は自身のショールームで開催した。

アクセサリーをひとつひとつチェック。ヴィンテージなのでどれも一点物といってもいいくらい。気に入ったデザインやサイズがあれば買いだ。

気になったアイテムを発見したのか、しばし固まる来場者。それよりも羽織っているヴィンテージの101製デ
ニムジャケットがうらやましいぞ。

お手本にしたい! 来場者のファッションもチェック!

出店者のマイケルは、デニムジャケットタイプの’60 年代製レザージャケットに同年代のトラウザーを合わせる。ハットは’50年代製だ。

出店者のロスはデニム・オン・デニム。’70 年代の501(赤ミミ)に、チンストラップ付きの’30 年代製というカバーオールをチョイス。

アウターとデニムは新品だけど、それ以外はヴィンテージをミックスしたスタイルの出店者のエリー。色使いがお上手ね。

俳優をやっているというダグはUSMC のパンツに、ボロボロになった’40 年代のUS アーミーのデニムチョアジャケットをコーディネイト。

ミュージシャンのドミニクはリーバイスの507XX(セカンド)に501を合わせる王道的スタイリング。ハットは’40 年代のステットソン

いかにもアメリカっぽいチェック柄のヴィンテージジャケットをメインにコーディネイトするプレスリーは、古着が大好物。

ヴィンテージウエアが大好きというサディはサンフォライズドのヴィンテージオーバーオールをメインに、ニットもアクセサリーもヴィンテージ。

【DATA】
開催/2019年11月9日(土)※終了※
営業/10:00~16:00
入場料/無料
場所/ Vintage Productions showroom, 16182 Gothard Street, Unit P in Huntington Beach, CA

【問い合わせ】
http://lavintagerendezvous.wordpress.com

(出典/「Lightning 2020年2月号 Vol.310」

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
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