日本の道路事情にもぴったりの「ミニサイズ」!【1962 AIRSTREAM BAMBI】
エアストリーム社は時代によって数多くのモデルを手がけてきたが、今もなお一番人気の高いモデルといえば
’61年に登場したバンビ。小型車でも牽引可能な16ftというコンパクトサイズながら、4 人家族なら充分快適に過ごせる。
据え置きでなく、実際に牽引して使用することを考えれば、日本の道路事情にも最適といえる。16ftのモデルが発売されたのはわずか数年(その後17ftのバンビ2 、後に19ftが名前を変えて復刻)のみ。アメリカでも人気が高いようで、状態のいいモデルは年々少なくなってきているのが現状だそう。なかでもこちらの’62年モデルは
内外装ともにピカピカだ。
「これは内装もほとんど当時の状態を保っていてとても貴重です」
素人は外装に目を奪われがちだが、あまり関係ないんだそう。ジュラルミンは錆びることがないので、丁寧に磨けばご覧の通りピカピカになる。一部保管状態が悪いと、つなぎ目に使用される鉄製のリベットが錆びて、その錆が広がることもあるが、基本的にボディの耐久性は「半永久的な存在です」とのこと。これがエアストリームが時代を超えて愛される所以でもあるのだろう。
居住空間
キッチン
トイレ&シャワー
ロゴマーク
フルサイズのピックアップで引っ張りたくなる!【1967 AIRSTREAM OVERLANDER】
外装をあまり気にしなくていいのであれば、購入の際に内装の良し悪しで決めればいいのかというと、「それも気にする必要ナシ」だという。「このオーバーランダーはたまたま当時の状態が残る貴重な車両なので、お値段もそれなりに高くなります。じゃあ、安く買えないのかというとそうでもない。内装がボロボロの車両を見つけて自分で直せばかなり安くつきますよ」と、岡本さん。
アメリカでは昔からキャンピングカーやトレーラーは自作するのが一般的だったようで、今でもキッチン回りからファブリックまでありとあらゆるパーツが揃う。外装関係も窓枠やドアノブなど(しかも年代別で)、こんなものもあるの? というパーツがリプロダクトされていたりする。つまり、オリジナルにこだわらなければホームセンターの材料で自分好みに仕上げることも可能だ。
「やり方とタイミングによっては200万円くらいでも入手可能です。内装は時間をかけて自分で直せば、かなり安く収まります」
実際に現在、こちらに通いながら自作で仕上げているオーナーさんもいるとか。夢のエアストリームオーナーの道は案外近いかも?
居住空間
ソファ
キッチン
トイレ&バス
【DATA】
AISTREAM CAFE
千葉県大網白里市
info@airstreamcafe.jp www.airstreamcafe.jp
※アポイント制。メールにて問い合わせを
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(出典/「Lightning 2015年9月号 Vol.257」)
Text/M.Terano 寺野正樹 Photo/D.Katsumura 勝村大輔 問い合わせ/エアストリームカフェ www.airstreamcafe.jp
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