3ページ目 - 自転車キャンプツーリングの持ち物って? 達人たちのキャンツー装備を拝見!

自転車専門店「ブルーラグ」松尾さんのキャンツー装備。

続いて、同じく「ブルーラグ」上馬店スタッフの松尾さんの装備を見てみよう。かつて自転車で日本一周をしたことがあるため、どんなセレクトか興味津々で拝見すると……さすが、大のファッション好きということもあり、道具にもかなりのこだわりが感じらる。

さらに頻繁にキャンプツーリングに行く松尾さんは、輪行して電車を使うこともあるという本格派。

「目的地が遠すぎるとそれだけで疲れてしまうので、キャンプをメインにする時は、ほどよい場所まで電車で輪行するのもいいですね。田舎だとストップ&ゴーが少なく、気持ちよく走れるのですが、都内だとそうもいかないですからね。最初から最後まで自転車もいいし、行動範囲が広くなる電車での輪行もオススメですよ」

ファッション好きのオシャレ本格キャンツー通の装備の中身とは?

愛車は「CRUST BIKES NOR’EASTER」

松尾さんの愛車はアメリカを拠点とするマット・ホワイトヘッドのブランド。クラシカルなヘッドバッヂ、ラグ溶接、シートチューブのポンプ台座など、伝統的なランドナースタイルに、ディスクブレーキなど現代的な要素を織り込んだ、悪路も難なく走れる現代的なランドナーだ。

フロントにはワンタッチで取り外し可能なスウィフトインダストリーズのバッグを装備。この中には頻繁に取り出すものを入れているのだそう。日常使いもとても便利だと絶賛。パニアバッグは、今もアメリカにてハンドメイドで生産されるスウィフトインダストリーズを選択。シートは長時間乗っても痛くなりにくいブルックスのものを、ドリンクホルダーは3つ用意されており、ロングライドでも安心の装備になっている(クリーンカンティーンのみ保冷保温が効く)。PAULのディスクブレーキは抜群の制動性で安心感が抜群だ。

1.最低限の車両トラブル用ツール

松尾さんも車両のトラブルを処置できるように最低限のツールを持参。逆にこの道具で直らない時は「潔く諦める」、だそう。トゥピークのツールはコンパクトでいて使い勝手が抜群で愛用中(私物)。

2.ロングライドにも適した寝具

ロングライドをしていると心身ともに疲労するため、多少かさばっても寝具にはとことんこだわる松尾さん。いろいろ試した結果、サーマレストのマットとENOのハンモックを持参。ロングライドでは重量も大事だが、疲労をためないための道具選びも重要になってくる(すべて私物)。

3.サングラス

スウォッチのサングラスは、’90年代のデッドストックを購入。いいレンズが入っているわけではないが、キャンツーでは気兼ねなく使えるのもポイントに。確かに高級すぎると気になって仕方ないかも(私物)。

4.コーヒーミル/5.シェラカップ

松尾さんもコーヒーが好きなので、コンパクトなのが魅力のポーレックスのミルは必ず持っていく。シェラカップは地元が新潟ということもあり、スノーピークのものを愛用(すべて私物)。

6.レインウエア/7.ウールシャツ

レインウエアは、元アークテリクスのCEOが自転車乗り用に作った7mesh。暖かくて速乾性のあるウールシャツはペンドルトンを愛用(すべて私物)。

コンパクトに収納出来て軽いというのは、第一条件ではあるけれど……

さて、ふたりのキャンツー装備を拝見させていただいたが、「コンパクトで軽い」というのは第一条件だけれど、譲れないものは譲らない……という哲学が読み取れる。おふたりとも大好きなコーヒーを淹れるための道具は必ず装備しているし、ロングライドの多い松尾さんの寝具は多少かさばっても疲れを癒してくれるものを選んでいる。また、不測の事態に備えた最低限度の修理をするためのツールも欠かさないのは当然のこと。

そのうえで、キャンプを楽しむためのアイテムを持参する、なんとかスペースを捻出して持っていく、というのがキャンツーの面白いところなのかも知れない。

※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年10月号」)

この記事を書いた人
ADちゃん
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ADちゃん

ストリート&ミリタリー系編集者

Lightning本誌ではミリタリー担当として活動中。米空軍のフライトジャケットも大好きだけど、どちらかといえば土臭い米陸軍モノが大好物。そして得意とするミリタリージャンルは、第二次世界大戦から特殊部隊などの現代戦まで幅広く網羅。その流れからミリタリー系のバックパックも好き。まぁとにかく質実剛健なプロダクツが好きな男。【得意分野】ヴィンテージ古着、スケートボード、ミリタリーファッション、サバイバルゲーム
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