これまでで一番“アイビー”なクラークス誕生! 2026年春夏の新作にペニーローファーやボートシュー ズも登場

「クラークス」が2026年春夏の新作として発表した「デザートアイビーコレクション」。ブランドのアイコンである[デザートブーツ]や[ワラビー]、[デザートトレック]はアイビーらしい配色に落とし込まれ、アイビーの定番靴であるペニーローファーやボートシューズも顔ぶれに加わる。英国、アメリカ、日本。各国のカルチャーと複雑に交わり発展した「クラークス」と“アイビー”。その両者が調和する、ヒストリカルなコレクションである。また、今月30日からは全国のクラークス オリジナルズ5店舗にて本誌と兄弟誌Lightningが共同制作した冊子が配布されます! ぜひ全国のクラークスオリジナルズに足を運んでみてください!

アイビーらしい配色に注目の「デザートアイビーコレクション」

上から[デザートブーツ]2万6400円、[デザートトレック]2万5300円、[ワラビー]2万7500円/すべてクラークス オリジナルズ(クラークス ジャパンTEL03-6628-8417)

ペニーローファー[ユーコナー]2万9700円/クラークス オリジナルズ(クラークス ジャパンTEL03-6628-8417)

ボートシューズ[ゴドニーボート]2万5300円/クラークス オリジナルズ(クラークス ジャパンTEL03-6628-8417)

デーヴィッド・マークスさん! クラークスとアイビーってどんな関係があるんですか?

ファッションのジャンルを問わず、広く支持を得ている「クラークス」。気になるのがアイビーとの歴史的接点だ。そこでアイビー事情に明るいアメトラ識者に、当時の資料を眺めつつ両者の関係性を伺った。

W.デーヴィッド・マークスさん|1978年、アメリカ生まれ。2001年、ハーバード大学東洋学部卒。日本の音楽、トラッドファッション、アートについて深い造詣を持つ。著書に『AMETORA 日本がアメリカンスタイルを救った物語』(DU BOOKS)、『STATUS AND CULTURE』(筑摩書房)

——米国東海岸のアイビーリーグと呼ばれる名門大学に端を発するアイビースタイル。日本でも、1960年代から一気にその着こなしが広まりました。しかしアイビー黎明期からクラークスは人気だったのでしょうか?

「アイビーリーガーたちをスナップした『TAKE IVY』にも、デザートブーツらしき写真が出ています。そもそも同ブーツはミリタリーの出自。第二次世界大戦時にアフリカにて将校が着用したスウェードブーツが原初です。それをクラークスがファッション用として1950年代に発売し人気商品となりました。紺ブレやダッフルコート、チノがそうであるように、アイビーアイテムの1/3は軍モノ由来。だからデザートブーツはアイビースタイルとも相性が良く支持を得ることになったのです」。

——すぐに日本でもクラークス人気に火が付いたものですか?

「60年代の『メンズクラブ』などを見ると、すでに撮影モデルたちはデザートブーツを模したような靴を履いています。しかしクラークスが日本に正式上陸したのは70年代。認知が広まったのはそれ以降ですね」。

——では70年代以来、クラークスはアイビーシューズとしてずっと人気に?

「少なからず変遷があります。1970年代にクラークスは知名度を広め、その後、雑誌やアイビー関連の書籍に名品として取り上げられました。ただし80年代はヒップホップシーンにおけるワラビー人気が印象的。日本でも90年代に“裏原系”のファッショニスタがワラビーやデザートトレック等を履いてシーンを盛り上げました。そして2000年代に入って日本のセレクトショップによる別注ラッシュの追い風もあり、トラッドやアイビーシューズの文脈として、クラークスに一層の注目が集まったように感じます」。

——アイビーをはじめファッションシーンに常に広く受け入れられる秘密はなんでしょう?

「やはり定番的で使いやすいデザインが大きな要素。しかもスウェードならカジュアルな装いにもハマりやすい。アイビーはもちろん、時代や流行に関わらず愛用できるところに強みがあると思います」。

リアルアイビーリーガースも愛用していた!?

伝説的なアイビー伝導書である『TAKE IVY』(ハースト婦人画報社刊)でも、デザートブーツと思しき着用写真が見られる。今見ても実に参考になる良書。

あの小林泰彦さんもお気に入り

海外ではクラークスの200周年を記念した特別書籍が出版されている。そのなかに、小林泰彦さんによる味わい深いミリタリースタイルのイラストを発見!

結びつく理由をまとめると……

  • 「名著『TAKE IVY』にもデザートブーツを履いている人がいましたね」
  • 「クラークス日本上陸前も、デザートブーツと同様のデザインの靴が日本の雑誌に載っていたことが分かりました」
  • 「クラークス上陸後は、日本のアイビーに関する名著でたびたびマストアイテムとして登場しています」

「やはり雑誌が文化と歴史を紐解くカギになります」

【問い合わせ】
クラークス
https://www.clarks.co.jp/

この記事を書いた人
パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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