1.どんなブーツもOKの基本形「3cm1ロール」
ブーツを選ばずにマッチするのが、3cmほどの幅の1ロール。エンジニアブーツはさりげなくバックルがのぞき、レースアップブーツやウイングチップならシューレース部分が見える丈感で、靴の個性がより鮮明になる。靴が小さく見えがちな幅広のパンツにも合わせやすいので、まずはここからマスターを。
2.業界御用達の上級テクニック「1.5ロール」
裾を見せながら二重に折り込むのが特徴の「1.5ロール」は、ロールアップのまとまりもよく、ファッション業界人にはおなじみのテクニック。1ロールのような見た目でありながら、3~4回折り込むのと同じくらいレングスは短く仕上がる。ヴィンテージデニムや加工ジーンズの、いい感じに裾のアタリが出ているパンツには特におすすめ。
<1.5ロールの作り方>
【1】作り方はいたって簡単。まず8~10cmくらいの1ロールアップを作る。
【2】その状態から、もう1回ロールアップする。その際、裾がちょうど出るように折りこむ幅を調整する。
【3】完成。二重にロールアップするため、まとまりもよく、崩れにくいのもワンハーフロールのポイント。
3.ラフな印象で差をつける決めワザ「無造作ロール」
「クシャロール」の別名そのままに、あえてクシャクシャっとした無造作感を演出し、足元に適度なヌケ感を与えるテクニック。テーパードしたジーンズにはきっちり折り目正しいロールアップより、こちらの方がよく似合う。写真のエンジニアブーツはもちろん、ハイトが高くシャフトの細いレースアップブーツにもぴったり。
<無造作ロールの作り方>
【1】まず、3cmのロールを二重に作る。
【2】そこからサイドをめくり返し、無造作感を演出。たったこれだけで、足元に動きがつき、アクティブな印象を醸し出す。
どんなブーツにも違和感なく馴染む基本形、ヴィンテージデニムやブーツの魅力を際立たせる応用形と、いずれのロールアップも簡単におしゃれ度をアップできるのがうれしい。早速マスターして、お気に入りのブーツで街へ出かけよう。
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(出典:『別冊Lightning Vol.190 ブーツの教科書』)
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