絶対に外さない! ブーツをクールに履きこなすためのデニム・ロールアップ術。

ブーツ×デニムのロールアップはダサい? いいえ、それはやり方しだい。上手にロールアップすれば、誰だっておしゃれなブーツをさらにカッコよく履きこなすことができる。ポイントは、パンツとブーツのバランスを考えて幅や折り方をチョイスすること。基本から応用まで、こなれた感じに仕上がるロールアップの極意を伝授しよう。

1.どんなブーツもOKの基本形「3cm1ロール」

20181109_2_01

ブーツを選ばずにマッチするのが、3cmほどの幅の1ロール。エンジニアブーツはさりげなくバックルがのぞき、レースアップブーツやウイングチップならシューレース部分が見える丈感で、靴の個性がより鮮明になる。靴が小さく見えがちな幅広のパンツにも合わせやすいので、まずはここからマスターを。

2.業界御用達の上級テクニック「1.5ロール」

20181109_2_02

裾を見せながら二重に折り込むのが特徴の「1.5ロール」は、ロールアップのまとまりもよく、ファッション業界人にはおなじみのテクニック。1ロールのような見た目でありながら、3~4回折り込むのと同じくらいレングスは短く仕上がる。ヴィンテージデニムや加工ジーンズの、いい感じに裾のアタリが出ているパンツには特におすすめ。

<1.5ロールの作り方>

20181109_2_03

【1】作り方はいたって簡単。まず8~10cmくらいの1ロールアップを作る。

20181109_2_04

【2】その状態から、もう1回ロールアップする。その際、裾がちょうど出るように折りこむ幅を調整する。

20181109_2_05

【3】完成。二重にロールアップするため、まとまりもよく、崩れにくいのもワンハーフロールのポイント。

3.ラフな印象で差をつける決めワザ「無造作ロール」

20181109_2_06

「クシャロール」の別名そのままに、あえてクシャクシャっとした無造作感を演出し、足元に適度なヌケ感を与えるテクニック。テーパードしたジーンズにはきっちり折り目正しいロールアップより、こちらの方がよく似合う。写真のエンジニアブーツはもちろん、ハイトが高くシャフトの細いレースアップブーツにもぴったり。

<無造作ロールの作り方>

20181109_2_07

【1】まず、3cmのロールを二重に作る。

20181109_2_08

【2】そこからサイドをめくり返し、無造作感を演出。たったこれだけで、足元に動きがつき、アクティブな印象を醸し出す。

 

どんなブーツにも違和感なく馴染む基本形、ヴィンテージデニムやブーツの魅力を際立たせる応用形と、いずれのロールアップも簡単におしゃれ度をアップできるのがうれしい。早速マスターして、お気に入りのブーツで街へ出かけよう。

▼こちらの記事も合わせて読みたい!

エンジニアブーツにはコレ! プルオンブーツは“ハングロール”でロールアップして履く!

エンジニアブーツにはコレ! プルオンブーツは“ハングロール”でロールアップして履く!

2023年01月25日

▼ブーツについて詳しく知りたい方はこちら!

メンズブーツの種類、人気ブランドからコーデのポイントを解説!【完全保存版】

メンズブーツの種類、人気ブランドからコーデのポイントを解説!【完全保存版】

2023年02月10日

▼ジーンズについて詳しく知りたい方はこちら!

【保存版】ジーンズの定番ブランド、おすすめコーデ、正しい洗い方まで徹底解説!

【保存版】ジーンズの定番ブランド、おすすめコーデ、正しい洗い方まで徹底解説!

2023年04月25日

(出典:『別冊Lightning Vol.190 ブーツの教科書』

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...