アメカジ三種の神器。“永遠の定番”ファッションアイテムのロングセラーはコレだ!

目まぐるしく移り変わるファッショントレンド。その中で生まれながらも、完成度の高さゆえに名作と呼ばれ、流行に左右されないアイテムとして輝きを放ち続ける服や小物がある。そんなロングセラーアイテムから、この先も世代を超えて愛されていくであろう、タイムレスな定番をピックアップ。人気の理由や背景にあるストーリーとともに、その魅力を紐解いていこう。

ジーンズ史に残る特別な1本【リーバイス® ビンテージ クロージング 501® XX 1947モデル】

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19世紀末にワークウエアとして誕生し、第二次世界大戦を経て1950年代にファッションアイテムとして扱われるようになったジーンズ。その元祖として知られるのが、1853年にアメリカで創業したリーバイス®だ。

「リーバイス® ビンテージ クロージング」は、同社歴代の名品を忠実に再現した復刻ライン。中でも1947年のモデルはワークウエアからファッションへと変わる過渡期のディテールを備えた、ジーンズ史に残る貴重な1本。ヴィンテージジーンズファンならずとも必見のモデルだ。

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リーバイス® ジーンズの頑丈さを示すツーホースが描かれた革製パッチ。「501 XX」のロットナンバー入り
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通称『赤耳』と呼ばれるセルビッジ付きのデニム生地は米コーンミルズ社製。昔ながらの製法で織り上げられている
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現代の501® にも継承されるボタンフライ。縫製の仕様にも当時を意識した旧いディテールが。3万2400円

【問い合わせ】
リーバイ・ストラウス ジャパン
TEL0120-099-501

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2023年04月25日

Tシャツを1枚で着る文化はここから【ヘインズのビーフィーT®】

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1901年にアメリカで誕生したアンダーウエアブランド、ヘインズ。「ビーフィーT®」は1975年のリリース以来、ブランドを代表するベストセラー「3P-Tシャツ(3枚パックTシャツ)」とともに世界中の人に愛されてきた。

当時のヒッピー文化を象徴するプリントTのボディとして開発されたもので、ここからTシャツを1枚で着るカルチャーが定着していったとされる。そのため、作りはとにかく丈夫。コットン100%の生地の、洗うほどに肌になじむ独特の風合いも人気の秘密だ。

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首まわりと肩の縫製を隠すようにテープを施し、ストレスフリーな着心地を実現
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ネーム部分は熱転写によるプリントでタグレス仕様とし、肌への刺激を排除
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ボディは両脇に縫い目のない丸胴編み。縫い目による違和感がなく、肌あたりも滑らか。1620円

【問い合わせ】
ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター
TEL0120-456-042

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2021年11月01日

ワークブーツのシンボル的存在【レッド・ウィングのクラシックワーク6″モックトゥ 8875】

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レッド・ウィングはアメリカ・ミネソタ州で1905年に創業したワークブーツブランド。伝統と品質を守る妥協のない靴作りは今も変わらず、その機能美で多くの人々を魅了している。

♯8875は、1952年にハンティング用として開発され、完成度の高さでワーカーたちの評判を呼んだ♯877を6インチ丈に改良したブーツのバリエーションとして生まれた一足。ジーンズやチノパンといったスタイルにも合わせやすいことから、今日ではカジュアルファッションにも欠かせないアイテムとなっている。

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「トラクショントレッド」と呼ばれるフラットな白いソール。クッション性に優れ歩きやすい
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履くほどに味わいを増すステアハイド。ブラウン×イエローのシューレースは頑丈で切れにくい
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ソール交換が可能なグッドイヤーウェルト製法を採用。レッド・ウィングらしいモカシントゥも魅力。3万9852円

【問い合わせ】
レッド・ウィング・ジャパン
TEL03-5791-3280
http://www.redwingshoe.co.jp

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2023年01月23日

 

デザインのかっこよさや機能性の高さはもちろん、たどってきた歴史にも魅了されずにはいられないファッションの名品たち。ひとつ身につけるだけで、おしゃれをググッと格上げしてくれるのもうれしいポイント。手にとってみれば、その魅力が実感できるはず。

(出典:「別冊Lightning Vol.175 傑作品大図鑑」)

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ランボルギーニ三浦
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ランボルギーニ三浦

ヴィンテージ古着の目利き

全国的に名を轟かせていた札幌の老舗ヴィンテージショップに就職。29歳で上京。Lightning編集部、兄弟誌・2nd編集部で編集長を務めた後、現在は、Lightning副編集長に。ヴィンテージ、古着の知識はその道のプロに匹敵。最近はヴィンテージのロレックスが最大の関心事で、市場調査も日課のひとつ。ランボルギーニ三浦の由来は、もちろんあの名車。
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