Lightning読者の知らない、メンズアメカジブランドのレディースアイテムの世界

アメリカンカルチャーをお届けする雑誌「Lightning」の誌面で取り上げるファッションは、当たり前だが9割9分がメンズアイテムだ。ショップスタッフのスナップやめぐミルクの記事でたまにレディースアイテムが出てくるがその機会は少ない。だから「アメカジなら知らないものはない!」と自信があるLightning読者でも、アメカジブランドのレディースアイテムまで詳しい人は少ないのではないだろうか。今回紹介するのはおすすめの3ブランド。あなたはレディースアイテム知ってた?

Dickies(ディッキーズ)

EDWINが展開する「Dickies(ディッキーズ)」は、素材はそのままに、シルエットがシェイプされていたり着丈の短いデザインを採用しているレディースラインがある。「ビームス」をはじめとしたセレクトショップで見かける機会も多く、アメカジ女子が集まると被りやすい。

生地やディテールはメンズと同じくワークウエア然としていて、アメカジに女性らしさを求めていない民からするとメンズライクで楽しく着られるブランド筆頭かもしれない。もちろん要所要所にシェイプされていたりとレディースならではのこだわりがあったりするので、ビッグシルエットになりすぎずバランス感は秀逸だ。

写真は、「Dickies × BEAMS BOY / 別注 ワーク ビッグ パーカー」。袖と裾には太いリブが採用されており、厚手のダック生地が大きなフーディ―をしっかりと立ち上げてくれるので防寒にも最適。ワークウエア感強めなのに、萌え袖になるところがメンズとの違いでしょうか。数年前に購入してハードに着ていてもヘタることもなく、アタリが若干出てきていい風合いになってきて、どんどん経年変化が楽しめそう。

Dickies https://www.dickies.jp/

SETTO(セット)

「MOMOTARO JEANS」に妹分的存在がいるのをご存知だろうか。SETTOは2014年にスタートしたブランドで、「MOMOTARO JEANS」と同じく「ジャパンブルー」が展開するいわば兄妹ブランド。アメカジを全面に押し出すというより、着心地の良さやゆったりしたシルエットなど女性好みのデザインが魅力。数々の女性誌にもよく取り上げられていて、筆者もレディースのセレクトショップで購入した。購入した際はまさか「MOMOTARO JEANS」の妹分とは思わず、後から知って驚いた。

先日記事にも書いたが、40代にして終活をして、パンツはほぼグラミチのバルーンパンツしか残らなかった中、クローゼットに残ったそれ以外のパンツの一つがこのコーデュロイのワイドパンツ。膝が出ないのがお気に入りのグラミチのバルーンパンツでさえ、コーデュロイ製はヘビロテしていたら膝が出てヨレてしまった。一方、このパンツは生地に厚みがありワイドなのでまだその気配がない。見た目は女性的だけど、スペックがアメカジワーク仕様なのはさすが桃太郎。

残念なのは2026年2月でブランド活動を休止してしまったこと。復活を待っている。

SETTO https://www.setto.jp/

SUGAR CANE(シュガーケーン)

「ビームス」の「ビームスボーイ」というラインをご存知のメンズはどのくらいいるだろうか。ボーイとあるが、メンズ向けではなくメンズライクなアイテムが得意なレディースラインで、ウエアハウスやサンサーフ、テーラー東洋などお馴染みの面々との別注アイテムが人気を集めている。

こちらは「ビームスボーイ」でセレクトされていたシュガーケーンのTシャツ「1920’s CARTOON T-SHIRT “AMONG OURSELVES”」。これを着てLightning編集長・松島親方との打ち合わせに行ったら、「それってアレだよな」とすぐに気づいたのは流石だなと思った次第。

絵柄はジョン・L・ゴッジー氏が描いたユニークで読みやすい漫画や風刺画。脇に縫い目のないMade in USAボディに、Made in USAの油性ラバーインクでプリントを施したこだわりのTシャツだ。

これはレディース展開という感じではなくメンズのSサイズ扱いなのだが、レディースライン想定のサイジングの気がしてならないほどフィット感が女性的。これは口コミでも書かれていたので、体型の問題でもなさそう。オーバーサイズばかりでコーディネイトするとバランスが悪くなるのでトップスがタイトだとよき塩梅のアメカジコーデができあがる。実に秀逸なレディースTの形をメンズアメカジブランドの代表格の「シュガーケーン」がSサイズでたどり着いているという不思議な感覚。担当者の方にお話を伺いたいところだ。

比べているのはメンズMサイズのTシャツなので一概には言えないが、身幅がグッとシェイプされているのがわかる

SUGAR CANE https://www.sugarcane.jp/

※紹介しているアイテムは終売になっています。

この記事を書いた人
ぬまっち
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ぬまっち

Dig-it中の人

ライトニング編集部に配属されたのは2010年。その後、海外ガイド本、美容専門誌などを渡り歩き、再びライトニング編集部へ戻ってくるも実は本誌で執筆したことがないDig-it中の人。延べ5年ほど在籍しているのに寂しい!ということでWEBで書くことを決意(編集長はまだ知らない)。東京都町田市出身。小学生の時、駅前のマルカワでエドウィンのジーパンとネルシャツを購入してもらい、アメカジデビュー。その後エビちゃん期を乗り越え、ゆるくアメカジ周りを周回中。
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