1950s Lee 101Z
「昔からジーンズというとLeeばかり穿いていましたね。同じ年代の同じモデルを何本か持っていますが、どれもデッドストックやワンウォッシュに近いコンディションから穿き始め、長年、育ててきたイメージです。中でも一番穿いているこのモデルはリペアも数回しながら身体に馴染ませてきました。ふんわりと柔らかな生地の風合いも気に入っています」
西崎氏にとってワードローブの定番ジーンズは、LEVI’SでもWranglerでもなくLee。なかでも’50年代に作られたジーンズは、シルエットも美しく自身の体型にすっぽりハマる穿き馴染みの良さが大きな魅力だという。バックポケットのサイドシームからの距離が統一されているため、ウエストサイズが大きくなるほどポケットが左右に寄り、中心から離れるデザインも好きなのだとか。
一般的に上品な色落ちと称されるLeeのジーンズは温かみのある色落ちも魅力のひとつ。サイズ選びも彼のこだわりで、少し大きめのウエスト38インチを愛用する。長年穿き続けたモデルだけにサイズ選びに迷うことは皆無だ。またフロントがボタンフライではなくファスナー仕様というのも101Zの特徴。フロントファスナーは1950年代にのウエアに多く使用されたグリッパージッパーのファスナーを装備する。
(出典/「CLUTCH2024年8月号 Vol.96」)
Photo by Masahiro Nagata 永田雅裕 Hidetaka Yamada 山田秀隆 Takahiro Mori 盛孝大 Hiroto Yorifuji 依藤寛人
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