とっておきのヴィンテージデニム。西崎智成さん

市場価値的にお宝級、博物館級はもちろん、苦労して手に入れたものだけでなく、長年愛用しているからこそ魅力を増し、手放せないデニムもある。西崎智成さんのとっておきは、昔から自分に合う自分にとっての王道デニムというヴィンテージのLee。リペアを重ね、身体に馴染ませてきたという1本を見せてもらった。

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1950s Lee 101Z

ワンウォッシュに近いコンディションから18年ほど穿き続けたLee101Z。1950年代の通称センター黒タグと呼ばれるモデルが好きで他にも4、5本所有し、いずれも長く愛用しているジーンズ

「昔からジーンズというとLeeばかり穿いていましたね。同じ年代の同じモデルを何本か持っていますが、どれもデッドストックやワンウォッシュに近いコンディションから穿き始め、長年、育ててきたイメージです。中でも一番穿いているこのモデルはリペアも数回しながら身体に馴染ませてきました。ふんわりと柔らかな生地の風合いも気に入っています」

西崎氏にとってワードローブの定番ジーンズは、LEVI’SでもWranglerでもなくLee。なかでも’50年代に作られたジーンズは、シルエットも美しく自身の体型にすっぽりハマる穿き馴染みの良さが大きな魅力だという。バックポケットのサイドシームからの距離が統一されているため、ウエストサイズが大きくなるほどポケットが左右に寄り、中心から離れるデザインも好きなのだとか。

一般的に上品な色落ちと称されるLeeのジーンズは温かみのある色落ちも魅力のひとつ。サイズ選びも彼のこだわりで、少し大きめのウエスト38インチを愛用する。長年穿き続けたモデルだけにサイズ選びに迷うことは皆無だ。またフロントがボタンフライではなくファスナー仕様というのも101Zの特徴。フロントファスナーは1950年代にのウエアに多く使用されたグリッパージッパーのファスナーを装備する。

(出典/「CLUTCH2024年8月号 Vol.96」)

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