プロダクツと合致する、重厚かつ温もりが伝わるWAREHOUSE大阪店。

  • 2023.08.04

2020年にオープンしたWAREHOUSE大阪店。構想から数えて、3年ほどかけて造られた渾身の直営店はウッドを貴重としたヴィンテージ愛が詰まった空間に仕上がっており関西を拠点にするWAREHOUSEにとって旗艦店として位置付けられている。そんなWAREHOUSE大阪店の店内にクローズアップさせてもらった。

奥行きと高さを活かした開放感のある店内。

ファサードには樹齢150年を超えるオリーブの木が出迎え、ステンドグラスのエントランス、レンガ作りの壁面など、趣のある景観に仕上がっている

徹底したモノづくりで世界的評価の高いWAREHOUSE。ブランド設立以来、大阪を拠点とするが、そのお膝元というべく大阪店は直営店の中でも特に肝入りの空間に仕上がっている。

まず店内に入るなり目に入るのは高い天井。吹き抜けを利用し、壁一面がディスプレイ専用棚として機能する。また第一次世界大戦時に使われていた海軍のハシゴが店内のインテリアとして大きな存在感を発揮し、空間を彩るアートピースとなっている。

さらにショップに在籍するスタッフのうち勤続15年以上の超ベテランが複数人いる。WAREHOUSEを知り尽くした極上の接客を受けることができるのは大阪店ならではだろう。

開放感のある高い吹き抜けを活用したウッドのディスプレイは壮観。エゾ鹿の角で作られたシャンデリアは、DEER HORN SMITH’Sに依頼した
WAREHOUSEの心臓部ともいえるデニム。その研究資料でもある希少なヴィンテージアーカイブが収納されたショーケース。そのほか本社横ならではの貴重な資料も必見だ
奥行きのある店内の一番奥の棚には、ブルドッグを模ったペーパーマシェ、つまり日本で言うところの「張り子」が見守る。19世紀終わり頃から作られる特殊な製法のようだ

この空間でしか見られない博物館級アーカイブもチラリ。

アメリカ海兵隊のパラシュート部隊員用のコートを生地から再現。着用するたびに迷彩が掠れてリアルなエイジングが見られる。表がグリーン、裏が褐色系のリバーシブル仕様。

店内に配置されたガラスのショーケース内には、デニムをはじめとするワークウエアなど他ではお目にかかることのできない希少なヴィンテージアーカイブが収納される。

【DATA】
WAREHOUSE OSAKA
大阪市中央区瓦町4-6-11
06-6205-7889
営業/12:00~19:00
休み/無休
https://www.ware-house.co.jp

(出典/「CLUTCH2023年8月号 Vol.92」)

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