イタリアと日本の意外な共通点。世界的コレクターが追い求める、アメリカンヴィンテージの現在地とは?

「CLUTCH magazine」のカバーを飾ったこともあるアレッサンドロは、ミラノを拠点とする世界屈指のウェルドレッサーのひとり。今回はアーケオス クラブ 銀座の1周年記念を祝うイベントで来日。彼のプロダクトとともにその世界観を聞いた。

最高峰のモノ作りのため世界中を駆け巡っている。

イタリアとアメリカにショールームを構え、自身のブランドであるFORTELAを展開するアレッサンドロ。アメリカンヴィンテージに精通するが、そのルーツはどこにあるのだろうか?

「私はイタリアで生まれ育ちました。裕福な家庭ではなかったので、古着を買うことが多かったです。だから初めて買ったジーンズは、ボローニャで見つけたLevi’sの501ビッグEでした。イタリアも日本と同じ第二次世界大戦時の敗戦国だったので、米軍の基地がありましたし、米国に自然と触れるような環境でした。

今回、日本へ招待してくれたアーケオス クラブ 銀座を手掛ける寺本欣児さんとは世代も近く、見てきたものが似ているのでウマが合うんです。私が手掛けるFORTELAに関しても、根底にはアメリカンヴィンテージへの情景があります。そこに私がこれまでのファッションキャリアで培った素晴らしい生産背景を組み合わせています。ニットならペルージャ、ジャケットならナポリ、デニムやカットソーは日本、ジュエリーならネイティブアメリカンといった形で、世界最高峰のモノ作りを体現するために、世界中を巡り、優れた素材や工場を探し続けています」

時代や国を超えた一流のプロダクツを愛用する。

LAを拠点とするアイウエアブランドJACQUES MARIE MAGEとアレッサンドロがコラボレーションしたディランを愛用している。

ヴィンテージウォッチ愛好家としても知られる。この日はROLEXのGMTマスターのRef.16253を愛用。フジツボ仕様のルートビアダイヤルが◎。

ベルトはアメリカでオーダーしたウエスタンモデルを愛用。

アクセサリーは、ヴィンテージかと思いきや、ネイティブアメリカンのナバホ族のアーティストへオーダーしたバングルである。

アーケオス クラブ 銀座の1周年を祝うスペシャルイベントを開催。

10年以上の友人である35SUMMERSの寺本欣児さんとアレッサンドロのビジネスパートナーであるマテオとの3ショット。アーケオス クラブ 銀座の1周年イベントとしてアレッサンドロの私物ヴィンテージの販売とFORTELAのポップアップを開催した。アレッサンドロも接客対応をしていた。

アレッサンドロのアイコンでもあるシャンブレーシャツは、US NAVYのヴィンテージ、何枚も所有しているが、コンディション重視ではなく、エイジングされたものを好む。

茶系のアイテムを好むアレッサンドロらしいLEEのウエスターナー。タグにレジスターマークの入る後期型で、70年代のヴィンテージだと推測。本企画で私物として販売。

かなりコンディションの良いブラウンダックのハンティングジャケットは、アメリカのマイナーブランド。1950年代頃のもので、襟はコーデュロイを配しており、機能的だ。

イタリアから見たアメリカを最高峰の素材と工場で再構築する。

大きなピークドラペルが際立つダブルブレストコートは、クラシックなヘリンボーンツイードを使用。テーラードを十八番とするナポリのファクトリー製。¥297,000

アレッサンドロが敬愛するウエスタンアイテムも充実。イタリアの高品質な革を一流のファクトリーで生産。シャツ¥198,000、ジャケット¥385,000(すべてアーケオス クラブ 銀座)

毛織物を得意とするペルージャのトップファクトリーで生産している。カシミヤを使っており、最上の着心地を保証。クルーネックとタートルネックを展開。各¥99,000(ともにアーケオス クラブ 銀座)

すべてペルージャで生産しているが、原毛はイギリスなどのものを厳選。カーディガンはブリティッシュウール、ショールカラーはカシミヤ。右/209,000、左/各132,000(ともにアーケオス クラブ 銀座)

【DATA】
THE ARKEOS CLUB Ginza
Tel080-7688-3665
https://www.fortela.com
Instagram : @the_arkeos_club

(出典/「CLUTCH Magazine 2026年2月号 Vol.102」)

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