横浜・山下公園近くの雑居ビル入口で大きな叫び声。近寄ってみると人気俳優の姿が……。

横浜の超人気スポット、山下公園やマリンタワーから徒歩数分の場所を歩いていると物凄い叫び声が聞こえた。びっくりして近寄ってみると、人だかりができていた。その奥にはお馴染みの俳優が乱闘中。聞くとドラマの撮影。スマフォの地図アプリで場所を何度も確認したが、私がこれから訪ねようとしていた場所は、まさにその撮影現場なのである。困った、入れない。数分待っていたら、俳優陣もその取り巻きも、一気に消えて、旧いビルのエントランスがようやく入場可能に。

ここは横浜にあるインペリアルビル。石造りの美しい建物だ。目的は2階のSoundman(サウンドマン)ショールーム兼アトリエ。初めての訪問だったので、こんな風情のあるビルだなんて想像もしていなかった。「建物に惚れ込んで、代官山から移りました」と代表の今井さん。100年以上も前に外国人専用アパートとして有名建築家によって建てられたそうだ。当時の雰囲気をそのまま残している貴重な建築物。日本国内だけでなく、海外のドラマの撮影にも使われるローケーションと聞いて納得。

その歴史的建造物は、現在は商業ビルとなっている。

ミリタリーやアウトドアなどのヨーロピアンヴィンテージをオマージュした服作りが人気のサウンドマン

サウンドマンはヨーロッパヴィンテージをオマージュしたアイテムで世界的に人気のメンズアパレルブランド。私はこの日、イギリス産ツイードを使ったジャケットをオーダーした。あくまでもカジュアルだが、ヨーロッパの伝統を重んじるブランドなのだ。

「ここは上の階のユニオンワークスという靴屋さんからの紹介だったんです」と今井さん。ユニオンワークスは青山や銀座に店を持つ高級靴のセレクトショップ。腕の良い職人によるリペアやカスタムでも有名だ。

サウンドマンにユニオンワークスが揃うなんて、この建物にはピッタリだ。

青山、銀座、新宿に続きオープンした紳士靴の名店ユニオンワークス横浜

さらに聞いていくと、他にもテーラーやオーダーメイド靴の工房など、オトコゴコロを刺激するテナントが集まっているではないか。

CLUTCH Magazineの特集が「ヴィンテージ愛の詰まった空間」ということもあり、急遽ビルのオーナーに取材撮影を依頼することに。ピッタリのネタが加わった。

インペリアルビルも6ページでたっぷり紹介しているCLUTCH Magazine8月号vol.92は2023年6月23日発売。英国のライフスタイル&カルチャー誌『men’s file』との合本特大号で、CLUTCH Magazine176ページ+men’s file 144ページの合計320ページ大ボリュームでお届けします。

ご購入はこちら。

https://club-lightning.com/collections/clutch-magazine-back-number/products/clutch_202308_vol92

【DATA】
インペリアルビル
神奈川県横浜市中区山下町25番地

この記事を書いた人
松島親方
この記事を書いた人

松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

Pick Up おすすめ記事

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...