靴を直すことと、靴を作ることはまったく別物。
今や日本屈指のシューリペア&カスタムショップとして知られるBrass shoe co.。そこで得た経験をフィードバックしたオリジナルブランドのClinchは海外からも高い評価を得ている。オーナーの松浦氏が手放せないヴィンテージとして選んだのは、10周年を記念したスペシャルモデルだ
「このブーツは、シャフトにRED WINGのヴィンテージを用いて、アッパー部分をClinchのオリジナルラストでリラストしているんです。最大の特徴は、うちの看板などを手掛けてくれたNUTS ART WORKのハンドペイントが入っていること。完全にお任せで10周年用に10つの作品を描いてもらいました。
靴を直すことと、靴を作ることは同じように見えてまったく別物なんです。道具から機械までまったく違ってきます。2007年にリペアショップからスタートし、オリジナルブランドを立ち上げることになりました。その流れがなければ、このRED WINGのシャフトを使ったオリジナルブーツを作ることができなかったので、ある意味、うちの10周年らしいプロダクトになったかと思います」
Clinch Engineer Boots Made in Japan|10年の積み重ねが活きた至高のブーツ。
シャフトにはRED WINGのPT83のパーツを用いており、アッパーやソールなどはClinchの生産背景で作り込んでいる。またシャフト部分には日本を代表するサインペインターであるNUTS ART WORKの比内氏によるハンドペイントが入る。ブラウンのシャフトは1足のみ。あえて小さなサイズのシャフトを組み合わせているので、フィット感も抜群だ。
(出典/「CLUTCH2023年6月号 Vol.91」)
Photo by Masahiko Watanabe 渡辺昌彦 Text by Shuhei Sato 佐藤周平 Special Thanks/Brass shoe co. www.brass-tokyo.co.jp
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