見えない部分が大きく進化。最新トライクが面白かった‼
旧くは1932年に誕生したサービカーにルーツをもつハーレー純正のトライク(トライサイクル)だが、2026年モデルで、過去に類を見ない大きな進化を遂げることとなった。
見た目こそあまり変わらないものの、リアのサスペンション構造が一新され、その乗り味が大きく進化したのだ。具体的にはリアサスペンションに新たにド・ディオン式を採用。これによってリアサスペンションのトラベル量が大幅に増加しただけでなく、バネ下重量を30キロも削減することに成功したのである。
エンジンもこれまでの114ciからVVT付きの117ci(CVOモデルは同121ci)へと進化。パフォーマンスと燃費という相反する要素がどちらも向上している。
さて、これらの進化を最も大きく変化として感じることができるのが、コーナリングだ。路面の追従性が大幅にアップしているため、よりスムースなコーナリングが可能となったのだ。
他にもリバースシステムの一新など、見えない進化を遂げたトライクの新モデル。実は普通免許で運転できるというアドバンテージもあることを付け加えておきたい。
旧モデルと新モデルを比較どこがどう変わった?
実はフレーム構造はもちろん、リアサスペンションも変更し、まったく新しくなったトライク。特にリアサスペンションは、これまでのソリッドアクスル式から「ド・ディオン式」に変更。具体的にはディファレンシャルがボディ側に固定されることで、バネ下重量が30kgも低減。またタイヤの上下動を表すサスペンショントラベルは従来の58㎜から2倍超となる127㎜へと大幅に増加。また左右のサスペンションが独立して動くようになった結果、凹凸を通過した際の路面追従性が大幅にアップ。左右に振られにくくなり、特に高い位置に座っているパッセンジャーにとっても快適な乗り心地となっている。
【新モデル】2026年式ストリートグライド3リミテッド

大型モニターを搭載
旧モデルと比較すると、アナログ表示のメーターは姿を消し、スピード、エンジン回転などの各種情報はダッシュ中央に配置した312㎜の巨大スクリーンに表示する。

新設計リバースシステム
通常のスターターモーターを動力としたリバースシステムは、両手でハンドルを持ったまま操作が可能。慣れない人でも安定した操作が可能となっている。

調整可能なサスペンション
タンデムの際に必須となるリアサスペンションのプリロードを調整するためのノブは、パッセンジャー用のフットペグ下に設置。頻繁な調整に対応している。

エンジンが117VVTに
エンジンは通常モデルでVVT付きの117ciに変更。500kgオーバーの車体を軽快に動かしつつ、燃費も向上している。

新しいサスシステムを採用
フロントに合わせた専用デザインの18インチアルミホイールを採用。リアブレーキも大径ローターを備えたディスクブレーキとなる。
【旧モデル】2024年式トライグライドウルトラ

旧モデルのエンジンは114ciのミルウォーキーエイト。82馬力を発揮するが、現行モデルの105馬力と比較すると若干見劣りしてしまう。

見た目からは差は分かりにくいが、サスペンションは旧型のソリッドなデフ一体式のアクスルとなる。サスペンショントラベルは58㎜。

リバースの操作はニュートラルにした上で、ボタン操作で行うスタイルだった。動力は専用のモーターを使用している。
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