【旅とハーレーと日々の風景】Alive in The Corners

旅の途中や日々の撮影、アメリカでの経験など、日常で感じたハーレーシーンを自分なりの目線で紹介したい。ロングラン、カスタム、レースなどなど盛りだくさんで走ります!

Episode 124 Alive in The Corners

ハーレーでワインディングを速く走ることは、一部の車種を除いて得意ではない。でも快適に、気持ちよく走れる、というと話は変わってくる。僕の「ロードグライド」の車重は、380キロと一般的なバイクと比べるとかなり重い。それでもエボやツインカム88時代のツアラーと比べると、かなり良くなったサスペンションと、強度の上がったフレームのおかげで怖いと思うことはなくなった。前後のサスをグレードアップしていることもあって、仕事の道具にキャンプ道具などを満載にしても、感覚的にはかなり軽くワインディングを走れていた。それに加えて昨年交換したミシュラン製のツアラー用タイヤ“COMMANDER Ⅲ TOURING”のおかげでとても安心してコーナーを走れるのだ。

昨年の11月に愛媛の松山を訪れた際に以前から走ってみたかった「UFOライン」に行ってみた。四国の山は何度も走っているのだけどタイトコーナーが続く道が多い。UFOラインも同じようにかなりタイトなコーナーが続くのだが、走ってみるとびっくりするほど楽しい。自分が上手くなったのかと勘違いするほどスムーズに走れる。ハンドリングの軽さはあるが接地感を十分に感じるので不安はない。同じミシュラン製のコマンダーや他メーカーのタイヤを履かせた時にここまでの違いは感じられなかった。テクノロジーが進歩していることを実感できる。

四国から九州に渡ってエンジンのチューニングを福岡の「サードプレイス」にお願いし、代車に借りたのが「ローライダーST」。チューニングによって135hpとかなりのハイパワー仕様になっている。それに合わせてサスやブレーキも高性能なものに交換されている。タイヤは、ミシュラン製の“Road6”。ミシュランの位置づけでは、「スポーツツーリング」なのだが、トレッドパターンの過激さとシリカテクノロジーなど、「モトGP」などのレースからフィードバックした最先端の技術を取り入れている。

実際に走らせてみるとロードグライドと比べて50キロほど軽量なこともあり、スポーツバイクに近い走り方ができる。僕の場合、径の大きなフロントホイールのバイクばかり乗ってきたこともあって、オフロード的な乗り方をしている。その分、17インチホイールのスポーツバイクの方がワインディングでも乗りづらく感じてしまう。僕の乗り方にマッチするローライダーSTは、コーナーの続くワインディングでも理想的に走れる。何より、不安をまったく感じさせない接地感の高いタイヤが素晴らしい。ハーレーをはじめ、クルマもバイクもトラクションコントロールの標準装備が当然のことになっているが、まずタイヤの信頼性がなければ意味を成さない。どちらのミシュランも期待を大きく超える性能で、信頼できる最高の旅用タイヤと確信できた。

フォトグラファー・増井貴光|二輪メディアを中心にマルチに活躍するフォトグラファー。アメリカ・ユタ州のボンネビルで開催されるランドスピードレースに通い出して14年。2017年に写真集「bonneville」をbueno!booksより出版

MICHELIN COMMANDER Ⅲ TOURING

昨年交換したミシュラン・コマンダー3ツーリング。センターグルーブのない独特なパターンが雨天時にどうなのだろうと思ったが、まったく不安なく走れる。ツアラーなどの重量車に特化したタイヤなので高速域でも安定している。3000㎞ほど走ったが偏摩耗などまったくなくライフも長そうだ。

Tires for long ride

リアのトレッドパターンが今風というか、かなり大胆で気に入っている。コーナーでの倒し込みから起こすところまで車体が軽く動く感じ。それでいて接地感もしっかり感じられる。いつもより倒しているなと思っても不安要素はない。既に3000㎞ほど走ったが性能の変化はは特に感じなかった。

MICHELIN ROAD 6

スポーツツーリング用であるロード6。ひと昔前ならレースに使えるタイヤ? と思うほど過激なトレッドデザイン。走った感じは、抜群のグリップ力で天候に関わらず不安感はない。ワインディングを走るのが楽しくなる。ローライダーの車重にも対応しているようでハイスピードツーリング向き。

Ideal for Sports tourer

ロード6を試している時に思い出したのが、90年代に国産のリッターバイクに履かせたミシュラン製の“A48/M48”。それまでハイグリップタイヤを避けていたが、勧められて交換してみると車体の動きが軽くなる上に安定感もあり、ライフも長くて最高のタイヤだった。ロード6も同様の感触だ。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年4月号」)

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ハーレー好きのためのマガジン

ブランドとしての知名度が高く、独自のアパレルにもファンが多いハーレーダビッドソンは、バイクにあまり馴染みのない『ごく普通の人』にも大変な人気を博しています。バイクの知識がない人はもちろん、今日ハーレーのことが気になり始めた人、そしていまハーレーが好きで好きで仕方ない人たちも満足のいく情報を詰め込んだ雑誌が『クラブハーレー』です。
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