ハーレーダビッドソンと恋愛映画? 意外な組み合わせの秀作コメディ

芸術的な価値はどうあれ、ハーレー談義のネタにあるいは物理メディアのコレクションとして、ガレージの棚の飾りか肥やしにとピッタリな、そんな映画をテキトーにゴショーカイするぜ!

意外な組み合わせの秀作コメディを2本紹介!

最近、何だか還暦前とゆーこともあってか、最新作とゆーのにどうにも興味をそそられない。これもジジイ的な感性になってしまった、ということなんだろうか? いやいや、まだまだ座右の銘は「濡れたバスタオルでも壁かけフック♂」の俺ではあるのだが、しかし政治色が目立つハリウッド作品が増えているこの近年、大手のディズニーとかが大きく宣伝を仕かけている映画にはついつい先入観がねぇ。なんて思ってしまうのだが、しかし、このコラムではそんなことも言っていられない(笑/汗)。

そんなところで、1980年代に思いを馳せると、いや、まだまだネタはあるぢゃん! と、そこでゴショーカイしたいのを2本ばかりセレクト。しかも今回はどちらも秀逸な、オリジナリティあふれるストーリーラインをもったロマンティックコメディという組み合わせ。そうそう、80年代、90年代はハリウッド映画でもまだ低予算なりにオリジナリティと夢のある作品が多かったよなぁ。

80年代ってえと、83年ごろから音楽番組の“MTV”が台頭してきていて、そこにマイケル・ジャクソンの「スリラー」が大ヒット、それを機にようやく「VHS」のビデオデッキが各家庭に普及し始め、レンタルビデオ店なんてのが都市部には姿を表し始め、90年代初頭にはVHSのビデオテープをレンタルして、自宅で観るというのが既に一般化していた。まだ現在のようなシネコンもなく、小さく旧い映画館が多勢を占めていたこの当時、よほどの大作であれば映画館に足を運ぶも、90年代初頭となると多くが映画館から遠のいていたころでもあった。

ハーレーが登場するアメリカの映像に飢えていた当時としては、今回紹介するような作品でもハーレーに興味のある者なら、レンタルビデオを介してではあっても、結構な割合で観ていたように思う。

特にMTVなどの音楽番組で“PV”が流れていればそれはなおのことで、そうした時期にバッチリとハマったのが87年の『マネキン』だったと記憶している。

「スターシップ」のミッキー・トーマスとグレイス・スリックのデュエットによる挿入歌と、真新しい4速のXLH883、PVではヘリテイジを使った映像は、当時とても印象に残っている。内容的にはネットで調べるなり、観てからのお楽しみとしておくけど、このロマンティックコメディは低予算ながら楽しめる作品だった。そういやこの映画はハーレー社のビッグブックにも写真つきで紹介されていたっけね。

それともう一本は90年のロマンティックコメディの『恋のためなら』で、この作品はMTVとは関係ないが、そのオリジナリティのある内容は時代を問わず観る者を楽しませるもの。

いまとなっては両作品とも「アマゾンプライム」のレンタルなら簡単に探して観られるんではないかな。どちらもハートウォーミングな夢を観られるオススメの作品だ。

『マネキン』
原題:Mannequin
制作:1987年(アメリカ)
配給:20世紀フォックス
監督:マイケル・ゴットリーブ
出演:アンドリュー・マッカー、キム・キャトラル

『恋のためなら』
原題:Don’t Tell Her It’s Me
制作:1990年(アメリカ)
配給:ワーナー・ブラザース
監督:マルコム・モーブレイ
出演:スティーブ・グッテンバーグ、ジェイミー・ガーツ

主演は『ポリス・アカデミー』のマホーニー役で知られたスティーブ・グッテンバーグ。ヘリテイジに乗るロングソバージュのバイカー役ながら、チャップスにグラディエーターブーツという組み合わせがなかなかに笑える。

(出典/「CLUB HARLEY 2025年12月号」)

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ハーレー好きのためのマガジン

ブランドとしての知名度が高く、独自のアパレルにもファンが多いハーレーダビッドソンは、バイクにあまり馴染みのない『ごく普通の人』にも大変な人気を博しています。バイクの知識がない人はもちろん、今日ハーレーのことが気になり始めた人、そしていまハーレーが好きで好きで仕方ない人たちも満足のいく情報を詰め込んだ雑誌が『クラブハーレー』です。
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