※販売価格は古着屋JAMでの平均相場です。サイズやコンデション等でも価格は異なります
1.ミリタリーウエアの市場価値。
幅広い世代から根強い人気を集めるのは、やっぱりミリタリーアイテムだ。とくに、ここ最近のM-65フィッシュテールパーカ着用率は目を見張るものがあり、ライナーやフードが付かないシェル単体でも価格は3万円まで高騰している。上げ幅だけを見たら、M-65フィールドパンツは2019年から2022年の間に、1万5000円以上も値上げしているのには驚き。タマ数が多いアイテムとはいえ、気づけば枯渇状態なんてことにも!?
2.チャンピオンのリバースウィーブの市場価値。
レギュラー古着の価格高騰を肌で感じたのは90年代製のリバースウィーブからだったかも。アメリカ製はおろか、そのあとのメキシコ製においても1万円以下で買えたのは、もう遠い記憶だ……。2022年になると、シンプルな“目つき”の単色が、いつの時代も高い人気を誇っていたカレッジプリントを抜いて相場が逆転したことにも注目したい。単色の“目無し”は若年層からの人気を集めて、さらに価格が高騰しているぞ!
3.ヘビーデューティ アウトドアの市場価値。
僕らのスタイルには欠かせないヘビーデューティなアウトドアウエア。マウンテンパーカやシャンブレーシャツにしても、まだアンダー1万円で買えることにホッとした。しかし、安心したのも束の間? 80年代製のビックマックのシャンブレーシャツやファイブブラザーズのネルシャツなど、今後の価格高騰は必至だろう。とにかく欲しいと思ったその時が買い時! いまのうちに定番アイテムを揃えておいた方がいいかもしれない。
4.パタゴニアのスナップTの市場価値。
“パタゴニア、最後の良心”と思っていたシンチラ・スナップTも、ファッション業界全体のフリース人気と相まってぐんぐんと価格が上昇。単色のなかでもネオンカラーやブラックの人気カラーは価格もやや付けられている。総柄に関しては柄によって価格に差がある様子。やはりタートル柄が不動の人気を誇っているが、ネイティブ調のミネハハ柄やテウェルチェ柄は2022年時点で1万6300円ほどの価格設定になっている。
(出典/「2nd 2023年3月号 Vol.192」)
Illustration/Kaoru Sato Edit/Kazuki Ueda Special Thanks/JAM TRADING
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