ワーク×紺ブレは休日服の鉄板コーデ! 業界人のスタイリングサンプルを参考に

トラッドの定番紺ブレを休日に着こなしたい。そんなときにバランスよく見せるにはどうしたらいい? そんな疑問に答えるべく、業界人が着こなす紺ブレ×ワークの装いとポイントから今どきのスタイルを探ってみた。巧みなコーディネイト、ぜひ参考にして欲しい。

1.「ビームスF」ディレクター・西口修平さん

ビームスFのディレクターとして世界中の洒落者から注目を浴びる。インスタのフォロワー数がビームス全社において一番多いのも有名な話

アメリカ人がするブリティッシュスタイルではなく、イギリス人がするアメリカンスタイルでもない、日本人のためのブリティッシュアメリカンスタイルをテーマに巧みなコーディネート見せる西口さん。特にウールデニムブレザーにデニムシャツとデニムパンツを合わせたデニムonデニムonデニムによる構成がポイントとなっている。

「欧米人のために生まれたのがドレススタイルですが、日本人らしさがしっかり引き立つスタイリングを常々心がけています。それでいうとデニムを使ったワークスタイルミックスは常套手段であって、ドレスを着こなす上でのひとつの技だと思っています」

【着用したブレザー】STILE LATINO

ナポリ仕立てのワイドラペルを備えたアンコンジャケット。最大の特徴はウールコットン混紡のデニム生地であり、織りが甘く残念ながら製品化には至らなかったが、個人オーダーにて入手したという。

ネクタイは落ち着いた配色のレジメンタルタイをチョイス。デニムシャツとデニムジャケットが生み出すVゾーンを馴染ませるのにほどよい色合いがポイントとなる
ジャケットの上に羽織るアウターはバブアーの定番モデルであるビューフォート。デニムの青に枯れたオリーブが映え、袖口から覗くヴィンテージウォッチも雰囲気を助長

タイ17600/シーワード&スターン(ビームス ハウス 丸の内TEL03-5220-8686)、ジャケット/バブアー、シャツ/ビッグマック、パンツ/リーバイス、シューズ/チャーチ、時計/ジャガー・ルクルト(以上すべて本人私物)

2.「Jプレス&サンズ青山」スタッフ・新妻裕季大さん

Jプレスの旗艦店のスタッフとして活躍。休日は古着屋巡りが日課。「最近、釣りセットを入手したので、バス釣りを楽しみたいです」

風合いのあるシャンブレーシャツとデニムパンツを合わせた土臭いワークスタイル Jプレスのダブルの紺ブレをプラス。

「ジャケットはずっとシングル派だったけど、今季は俄然ダブルに注目しています。シングルよりボリュームがあるので、ワイドパンツと合わせたいですね。しかもこのジャケットはベーシックなボックスシルエットなので、ボタンを外して羽織ると、ゆったりしたシルエットが楽しめます」

冬に向けてスポーツ系のスタイルにも取り入れたいとか。

「あえてナイロン系のアイテムと合わせるのもいいかも。これから、いろんなカジュアルコーデを楽しみたいです」

【着用したブレザー】J.PRESS

定番のサキソニー4Bブレザーが、今季よりジャパンメイドにアップデート。「細部の縫製の緻密さは国産ならでは。高級感もアップしたと思います」。72600(Jプレス&サンズ青山TEL03-6805-0315)

レザーのマウンテンシューズは、グレーをベースにしたワークスタイルの、ほどよい差し色に。「適度なボリュームでナロー過ぎないトゥのシルエットがお気に入りです」
ヴィンテージのような風合いが出たシャツは、ワークアイテムらしいディテールもポイント。ゆったりした作りだから、こうしたダブルのジャケットにもマッチします」
デニムパンツは、ワイドシルエットが美しく見える2タックとハイウエストが特徴的。「デニム特有の落ち感を活かしたく、ワンサイズ上のモデルで着崩した感じにしました」

シャンブレーシャツ27500/クロデニム×Jプレス、デニムパンツ24200/クレスト(以上、Jプレス&サンズ青山)、ブーツ /ザ・ノース・フェイス(本人私物)

3.「Pt.アルフレッド」店長・本江浩二さん

1960年生まれ。富山県出身。数々の有名ブランドでたくさんの経験を経て、1988年に独立し、1994年にPt.アルフレッドをオープン

ファッション業界の生き字引的な存在でもある本江さん。紺ブレ×ワークウエアの コーディネイト、実は80sにトレンドになったことがあるそう。

80年代に某雑誌で紺ブレにワークウエアを合わせる特集が組まれ、ペインターパンツを合わせるのが流行ったんです。そんなトレンドを現代的にリバイバルしてみました。ペインターパンツはあえてダブルニーのヘビーデューティーなものを選び、インナーのワークシャツでバランスを取りました。

足元には 厚底にカスタムしたラッセルモカシンのトリプルヴァンプでボリュームを出し、パンツを少し下げ気味にすることで、いまっぽい印象に仕上げています」

【着用したブレザー】Pt.Alfred

オリジナルで製作したフラノ生地を使ったブレザー。そこにロンドンバッジの金ボタンをカスタムすることで、よりトラディショナルな印象に。パッチポケットがスポーティな印象を与えてくれる。

シャンブレーのワークシャツにはタイではなく、バンダナをコーディネート。ともに新品から使い込んだオシュコシュビゴッシュ。レアなドット柄は上品さも兼ね備える
80年代に手に入れたロンドンバッジの金ボタンをカスタムしているのもポイント。今も存在するブランドではあるが、当時のものは刻印が異なり、希少性が高いのだ
新品から穿き込んだカーハートのブラウンダックを使ったダブルニーのペインターパンツ。ペインターパンツで10本以上持っていたほど、大好きなボトムスのひとつだそう

ブレザー5600円、ハット13200/ともにPt.アルフレッド(TEL03-3477-7952)、シャツ、バンダナ/ともにオシュコシュビゴッシュ、パンツ/カーハート、シューズ/ラッセルモカシン(以上すべて本人私物)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 202212月号 Vol.189」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

こだわりの最上級へ。リングを複数繋いで作られるブレスレットは、究極の贅沢品

  • 2026.03.17

創業から29年にして新たな局面を迎え、“地金から新たな素材を作り出す”という手法に行き着いた「市松」。『自在地金屋 無双』をその名に掲げて作られたブレスレットは、一点一点手作りでサイズのブレが生じるためリミテッドモデルとして製作。放たれるただならぬオーラは、職人の工夫と根気によるものだ。 誠実に地金...

中目黒の名店「PLEST」が仕掛ける、究極のデニムセットアップ受注会が開催中! シルバー925ボタンの圧倒的存在感を見逃すな

  • 2026.03.16

中目黒に拠点を構え、ヴィンテージへの深い造詣と現代的なエッジを融合させるブランド「PLEST(プルスト)」。彼らが放つ新作デニムセットアップの受注会が、3月15日(日)よりスタートしている。 デニムセットアップにシルバー925ボタンという選択肢を。 今回の目玉は、なんと贅を尽くした「シルバー925」...

別荘暮らしには憧れが詰まっている。1500万円以下から手に入るログハウスという選択肢

  • 2026.03.31

いくつになっても秘密基地のような存在にはワクワクさせられる。だからこそ“別荘”という響きに今なお心ときめくのかもしれない。趣味に没頭するのも何かに挑戦するのもいい。家族とまったり過ごすのも悪くない。BESSの家は、いい大人が目論むあれこれを叶える理想の空間だ。 編集部パピー高野が別荘暮らしを体験! ...

理想を詰め込んだ名門・麻布テーラーの至極のブレザースーツ。まさにこれが長く愛用できる“一張羅”だ 

  • 2026.03.16

チープシックとは、ただお金をかけずにファッションを楽しむことではない。自分にとっての“一張羅”とも呼べる一着を持ち、長く愛用することこそがその真髄である。理想のデザインを具現化し、身体にも馴染む。パーソナルオーダーの名門・麻布テーラーで“とっておき”を仕立てよう。 麻布テーラーのオーダーメイドでチー...

Pick Up おすすめ記事

今季のテーマは“Preppy in the Sun”! 春の到来にピッタリな「ゴールデンベア」のラインナップを紹介

  • 2026.03.18

デイリーなアメリカンカジュアルウエアを得意とする「ゴールデンベア」。“Preppy in the Sun”をテーマに掲げる今季のコレクションでは爽やかな風吹く春の到来を告げる、涼しげなラインナップを展開する。 フレンチリネンの着心地とオレンジが活きる春 主役は淡いオレンジのシャツ。フレンチリネンを1...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

革に銀!? カービングに鉱石を使って色彩を与える独自の技「ジ・オーア」の革ジャンとレザーアイテム

  • 2026.03.30

伝統的なレザー装飾技法であるカービングに鉱石を使って色彩を与える、アツレザーワークス独自の技、“The Ore(ジ・オーア)”。技術を磨き上げた匠が生み出す唯一無二のオリジナリティを紐解く。 伝統技法が交差する唯一無二の手仕事。 代官山にあるアトリエを拠点に、クラフトマンの繊細な手仕事が光るレザープ...

待望のカスタムオーダーが再始動!シルバージュエリーはメイドインジャパンにこだわりたい

  • 2026.04.01

ネイティブスピリットを宿したシルバージュエリーで多くのファンを魅了してきたARIZONA FREEDOM。2026年春夏シーズンより、待望のカスタムオーダーがついに再始動。既存のデザインをベースに組み合わせ次第でこれまでにない自分だけのオリジナルのシルバーを形にできるのが最大の魅力だ。熟練した職人に...

円盤投げのアイコンが目印! アメリカ生まれの定番スウェット「DISCUS」ってどんなブランド?

  • 2026.03.19

1973年に誕生して以来、キャンパスや街の日常とともに歩んできた「ディスカス」。派手さはないが、気づけばいつも身近にあり続ける。そんな等身大のスウェットブランドの魅力を、ブランドの背景とアイテムから紐解いていく。 米国のリアルが育んだちょうどいいスウェット 1973年、アメリカ・ヴァージニア州で誕生...