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廉価版? という情報も聞いたXREAL 1Sを使ってみたら、驚くほど良かった件

XREAL 1Sが12月1日に発表された。筆者はその頃、日本にいなくて、体験できなかったのだが、試用機をお送りいただいたので、遅ればせながら体験した。……廉価版というような位置づけだという理解をしていたのだが、それは誤解だったようで十分にいい。というか、これまで体験してきたXREALシリーズで一番いいような気がするのだが、これはどういうことなのだろう?

XREAL 1S
https://jp.shop.xreal.com/products/xreal-1s

うーん。ベストXREALは1Sだと思える

以前からそうなのだが、XREALの商品ラインナップというのは、少々分かりにくいところがある。

現在のラインナップでも、Air 2、Air 2 Pro、Air 2 Ultra、One、One Proがあり、そこに1Sが加わったという構図になっている。

安心して持ち運べるケースと、ケーブル、調整用のノーズパッドが付属する。

現在、Airのシリーズと、Oneのシリーズがあり、1Sは Oneのシリーズの最新モデルに含まれるようだが、Oneとは言わずに『1』となってるのも不思議。基本的にはラインナップを分かりやすくするより、『新機能を積んだ、新機軸のニューモデルをどんどんリリースする』ということに重きが置かれてるように思う。

実際、OneとOne Proを使い比べてみても明確に優劣があるわけではなく、主な違いは投影方式にある。そして、筆者はどちらかというとOneの方が好みだった。One Proの方が視野角は広いのだが糸巻き歪みがあるのと、少し(Oneより)映像がボンヤリしているように感じた。

どっち買うべき? XREAL OneとOne Pro意外な違い

どっち買うべき? XREAL OneとOne Pro意外な違い

2026年08月31日

で、1Sなのだが、筆者はOneより良いように思う。つまり、筆者にとって、ベストXREALは 1Sなのだ。これが『廉価版かも』という話とはだいぶ違うし、実際に6万7980円というリーズナブルな価格なのだから、お買い得ということになる。

従来モデルより、とても快適に使える

基本的には、『接続したデバイスの映像を目の前に投影する』というのがXREALの機能。モデルごとの違いは、投影方式、視野角、解像度、チップセットの処理能力、空間に固定する能力(固定できない/3DoFで方角だけ固定/6DoFで奥行き側も固定)……などにある。

写真は、本人にはこういうイメージで見えているというイメージ画像です。

とりわけ、Oneのシリーズ(つまりOne、One Pro、 1S)は、X1チップというXREAL専用設計のチップを積んでおり、これが投影能力に大きな影響を与えている。基本性能である視野角の広さ、本体にX1を積んでいることによる単体での性能の高さ、レスポンスの良さ、単体での3DoF対応など、筆者は多少価格差があってもAirシリーズではなく、X1搭載機(つまりOneシリーズ)を買うべきだと思っている。

One ProとOneで言えば、前出の記事の通り、Oneの方が好ましい。

で、1Sは事実上Oneの後継のようだから、筆者としてはXREALを買うなら1Sがイチ押しということになる。

ただ、視覚的デバイスは、個人の目の状態や、好みなどの影響も大きいので、可能であれば試用して購入を決定していただきたいとは思う。筆者の目や使い方にフィットしたからといって、他の方の使い方にも合うとは限らない。

細かいスペックの差が快適さに繋がるのか?

Oneと1Sのスペック上の違いは、解像度(1080 p→1200 p)、視野角(50°→52°)、輝度(600nit→700nit)。

この影響が非常に大きいらしく、筆者としては非常に快適になった。iPhoneで、動画を見るのも、パソコンのサブディスプレイとして仕事をするのもとても快適。本機で、ようやく出張時のサブディスプレイとして常時利用する気になってきた。

もちろん、サブディスプレイ利用時の性能としては、圧倒的にVision Proの方が良いが、コンパクトさ、手軽さを考えると、重い作業でなければXREAL 1Sでいいなと初めて思えるようになった。

写真は、本人にはこういうイメージで見えているというイメージ画像です。

ただ、One/One Proに比べて、あまりに快適なので、これは筆者の慣れなのか、今の状況(自宅オフィスでじっくり使っている)もあって性能を高く感じているのではないか、とちょっと疑っているほど。年が明けて可能であれば、Oneもお借りしてダイレクトに横に並べれ比較してみた方が良いのではないかと思っている。

お正月、YouTubeやApple TVなどの映像コンテンツを見るのにもよさそう。寝転がって目の前にディスプレイを浮かべて閲覧すれば、YouTube廃人になれそうだ(笑)

リアルタイム3D化も面白い

さらに、1Sの特徴として、すべての映像を1S側で、リアルタイム3D化が可能なことが挙げられる。搭載しているX1の性能を使っても疑似3Dで、たとえば人物の髪の毛などは塊として距離が決ってしまっているが、それでもあらゆるコンテンツを3D化できるのは便利。

映画やYouTubeはもちろん、パソコンのデスクトップのウインドウさえ、立体感をもって描画されるのがとても面白い。なければいけない機能でもないし、クオリティは高くはないのだが、ユニークに感じる機能だ。

というわけで、現時点で筆者の意見としてはXREALシリーズ中1Sがイチ押し。

筆者の用途はパソコンのサブディスプレイがメインなのだが、Eyeを組み合わせて6 DoF状態で使うのがベスト。

Oneよりいいと思うが、「どのぐらいいいか?」の最終的結論は、年明けにOneをお借りして、比較してみてから……ということにさせていただきたい。

XREALの長時間稼働を実現するXREAL Neoを体験

XREALの長時間稼働を実現するXREAL Neoを体験

2026年08月31日

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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