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Ankerの超小型、睡眠時用イヤフォンSoundcore Sleep A30で、眠れるようになるか?

Ankerにはユニークなイヤフォンがある。それが睡眠時用イヤフォン『Soundcore Sleep A30』(2万9990円)だ。超小型で、睡眠時に邪魔にならず、ノイズキャンセリングで低周波ノイズを効果的に遮断する。また、一緒に寝ている人のいびきを遮断する『いびきマスキング機能』も装備する。Soundcore Sleep A30は眠れぬ夜を駆逐してくれるのだろうか?

Soundcore Sleep A30
https://www.ankerjapan.com/products/d1301?_pos=8&_fid=5abccaf4d&_ss=c?variant=45127737508001

眠れない日々に

出版社に勤めていた時代は、常に睡眠不足だったので、いつでも、なんなら立ったままでも眠れるような人生だった。編集部で徹夜して、夜が空けたら帰って寝る。もしくは、朝8時に来る印刷所の人に原稿を渡して帰るという生活だった。

4年前にフリーランスになってから、最大パフォーマンスで原稿を書くには夜に眠って、昼に起きる方が良いと悟り、比較的規則正しい生活を送るように心がけるようになった。なにしろ、原稿のアウトプットの量と質が収入を左右するのだ。

そして、24時過ぎに寝て、朝9時には起きる生活を始めてみた。しかし、学生時代から何十年も朝方に寝て、昼前に飛び起きる生活を続けていた身体のリズムはそう簡単に変わるものではないらしい。最初はそうでもなかったのだが、いつしか25時ぐらいに布団に入っても、まったく眠れず朝を迎えるようになった(朝になると眠れる)。

「眠れない」と意識すると眠れなくなる。年齢のせいもあるのだろうが、夜中に起きて本を読んでみたり、仕事をしてみたり。食事のリズムを変えてみたり。朝起きて散歩したり、ジョギングしたり、ふんだんに日光を浴びるようにしたりするなど努力はしているのだが、なかなか早く寝る習慣はできない。

眠りを促進するイヤフォンとはどんなものか?

そんなわけで、Soundcore Sleep A30を試してみることにした。

本製品は超小型の完全ワイヤレスイヤフォン。片耳わずか3gと小さいので、頭を横向きに枕に乗せても外れないし、痛くもない。

(Soundcore Liberty 4 Proと比べるとかなり小さいことが分かる)

もちろん、音楽も聴けるし、低周波ノイズはANCでマスクし、高周波ノイズはイヤーチップがブロックする構造になっており、入眠しやすいように設計されているらしい。

ちなみに、フィット感に関してはかなりこだわっていて、シリコンタイプとフォームタイプ、それぞれ3サイズの交換用イヤーチップと、さらに2種類のイヤーウィングが用意されている。

非常に小さくて横向き寝も可能、充実したコンテンツ

実際に試してみた。

フィット感は非常によく、ごろごろ寝返りを打っても邪魔にならない。実際に数日使って見たが、朝になって抜けてしまっている率は1/4ぐらいだった。

アプリは就寝前と、入眠後と、目覚めでそれぞれ違うオーディオを設定できる。

睡眠に入りやすくするサウンドが用意されていて、デフォルトで用意されている『ジュラシック・コースト』は恐竜時代に思いを馳せる物語。その他にも、眠気をさそうようなゆったりとした語り口調の朗読などがいくつか用意されている。

入眠後のサウンドとしては雨音や、風の音、川の流れる音など、自然のノイズが用意されている。これを就寝前に聞くこともできる。

目覚めのサウンドは目覚ましをセットした時間に鳴るもので、爽やかな鳥のさえずりや音楽が用意される。至れり尽くせりだ。

『眠れない』に効果はあったのか?

で、寝られたか?

試用した1日目はこんな感じだった。

Soundcoreのアプリは「赤ちゃんのようにぐっすり眠れましたね!」と言っているが、Apple Watchによるヘルスケアアプリの睡眠スコアは『普通 70点』で、「目覚めている時間が長かったためスコアは70点に下がってしまいました」ということになっている。「寝られないな」と思うようになってからは、こんなものなので、特に気にはならないが、Soundcoreアプリとの乖離が気になる。

実際の体感はアップルのヘルスケアアプリの睡眠スコアに近い。寝られていない感覚がある。しかし、それは慣れない『イヤフォンをして音を聞きながら寝る』という経験によるものかもしれない。4日ほど試してみたが、正直、寝られる日もあれば、寝られない日もある。

イヤフォンとして考えると、音質はイマイチ。もちろん、小さく睡眠の邪魔にならないように作られているので、いたし方ないところだが、最近は音質に優れたイヤフォンを使うことが多いので、この落差はちょっと気になる。

今のところ『非常に効果がある』とは言いがたい状況だが、そもそも筆者がイヤフォンをしながら寝ることに慣れていないということもあるので、もうしばらく試用を継続してみようと思う。

希望としては、『より睡眠をさそう音楽や朗読』などの研究も続けて欲しい。眠りに関する学問はいろいろ進歩しつつあるようなので、そのあたりの最新の医学的知見も合わせてコンテンツを充実させて欲しい。また、サイズ的に難しい部分もあるだろうけれど、音質も向上させて欲しいと思う。

ともあれ、もうしばらく使ってみて、また、あたらめてレポートしたい。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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