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キヤノン特徴的な写真が撮れる広角レンズ2本を発表【RF7-14mm、RF14mm F1.4】

キヤノンから『RF 7-14mm F2.8-3.5 L FISHEYE STM』(参考価格25万8500円)と、『RF 14mm F1.4 L VCM』(参考価格36万8500円)という2種類の超広角RFレンズが発表された。いずれも2月20日の発売予定となっている。どちらも安価なレンズではないので、なかなか手が出るものではないが、発表会でお話を聞いてきたので、どのようなレンズか紹介しよう。

唯一無二の写真が撮れる超広角フィッシュアイズーム

RF 7-14mm F2.8-3.5 L FISHEYE STMは、非常に特徴的で面白いレンズだ。25万8500円という価格は、筆者自身も価格的には『射程圏外』だが、説明を聞くと、このレンズにしか撮れない世界がある唯一無二のレンズだと感じた。プロカメラマンや、趣味でも他人の撮れない個性ある写真を撮りたい人にとってはたまらないレンズだと思う。


フルサイズセンサーを持つカメラで、広角端を使うと、なんと190度の全周魚眼として使える。正面に向けて撮って、真横まで写るのだ。これは180度動画を撮る際にトリミングの余地があるということで便利なのだそうだ。また、例えば、真上に向けて空を撮った場合でも、180度だと地平線が入るかどうかのギリギリになってしまうが、190度入れば全周の地平線を入れた空の表現が可能になるという。

自分のEOS R6 Mark IIに付けて、会場にあった花束にカメラの先を突っ込むようなカタチで撮るとこんな感じ。

ズームさせることで対角線魚眼としても使える。たとえば、イベント取材の集合写真で、狭い場所だと全員を入れるのに苦労することがあるが、このレンズがあればそんな心配はない。

これが、望遠端。こちらは非常にフィッシュアイというよりは対角が180度の超広角レンズとして利用できる。

ライブ会場などでアーティストにぐっと寄りつつ、背景に何千、何万人という観客を収めるようなユニークな構図を作ることができる。以前流行した『鼻デカ』のペット写真のような、ユニークに構図をゆがめた表現も可能。

取材中に話を聞いて、意外だなと思ったのは、APS-Cのカメラを使っている人が購入するケースがあるという話。7mmという超広角は、APS-C機では換算11.2mm相当。広角レンズに不自由するAPS-Cカメラだと、このレンズとAPS-Cのボディで意外と軽くてコンパクトな超広角カメラを手に入れることができるのだという。レンズ自体の価格がAPS-Cボディの2倍ほどするというアンバランスさはあるが、金に糸目をつけなければ選択肢として『アリ』なのだそう。

動画用として知られるシリーズだが、これほど明るい広角も他にない

もう一つのレンズは、RF 14mm F1.4 L VCM。

こちらはLレンズの『VCMシリーズ』に属し、F1.4で統一されたサイズ感と重量バランスを特徴としている。このシリーズは14mm、20mm、24mm、35mm、50mm、85mmというラインナップが、すべてF1.4という同じ明るさとサイズで設計されている。

これにより、リグやジンバルと組み合わせて動画を撮る際、レンズ交換をしても重量バランスが変わりにくく、調整の手間なく撮影を継続できるというメリットがある。

広角ながら寄れる設計で、かつF1.4と明るいため、目の前の小物にぐっと寄り、広い背景を取り込みながら後ろをぼかすといった、ユニークな絵柄も楽しめる。

その他、星景写真(星空の写真)にも適しているという。星景写真というと、長時間露光をして星が動いている、つまり円弧を描いているような写真をイメージする方が多いと思うが、そうではなく、星を止めて撮りたい場合、可能な限り高感度のセンサーと明るいレンズが必要になる。広い星空で星を止めて撮るために『ワイド(広角)』で、かつ『明るい』レンズが求められるが、RF14mm F1.4 というのはRFレンズとしては他に類を見ないスペックだ。フレアやゴーストも各種コーティングで大幅に削減されているという。

高性能コンパクトPowerShotも30年

また、発表会場ではPowerShotの30周年記念モデルとして『PowerShot G7 X Mark III 30周年記念モデル』が発表された。こちらは4月下旬発売予定で、参考価格は14万8500円。

加えて、最近人気のEOS R50Vのレンズキットとダブルズームキットに『ホワイト』が登場。参考価格はそれぞれ14万8500円と17万8200円。

それぞれ、CP+でも展示されるだろうから楽しみだ。

(村上タクタ)

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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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