OneとOne Proを比べた時はOneの方が良いと感じたので、事実上、1SがベストXREALだというのが筆者の意見だ。
One ProよりOne推しの筆者は、1Sをどう捉えるか?
次々と新商品をリリースするXREAL。どの商品が上位ということなく続々と登場するので、どれを買ったらいいか迷う人も多いと思う。少し旧型になるAirシリーズはともかく、最新でもOne、One Proと出た直後に、1Sが登場たものだから、悩む人も多いだろう。

One、One Proは、One Proが視野角57°を実現する新方式のX Prismを使っていて、Oneは視野角50°の従来型Bird Bathなので、一見One Proの方が良いように見える。しかし、実際に試してみると、筆者はOneの方が良いと思った。
One ProのX Prismは、少しにじみがあって、糸巻き歪みがあるからだ。主にMacの外付けディスプレイとして使いたいという筆者の用途だと、Oneの方が良いというのが結論だ。
もう一度、両者を並べて比較してみた
では、Oneと新しく出た1Sを比べるとどうだったろうか?

筆者の体感では、1SをMacの外付けディスプレイとして使った時に、画面が大きく細かい文字まで見えると感じた。1Sは、歴代で初めて、「外付けディスプレイとして、原稿書きの仕事で使いたい」と思った感覚に間違いはなかった。これまでは、見える範囲、解像度的に、積極的に仕事で使う気にはなっていなかった(使えなくはない……という感じ)。

しかし、スペック上はOneと大きくは変わらない1Sで、なぜ初めて「これは使える!」と思ったのか不思議だったのだ。しかも、他の人のレビューを読むと「1SはOneの廉価版」という評価が多い。
ネットを巡ってみても「1Sの方がいい!」と絶賛しているのは、ほとんど筆者だけ。これはちょっと不安になる。

実際に両者を較べてみると分かるのだが、1Sの方が画面が大きく感じられて、Macの画面を表示すると、細部までよく見える。資料を見ながら原稿を書くのに大きくメリットを感じられる。ディスプレイの色も明るい。
また、iPhoneを繋いでYouTubeを見ても、画面は大きく感じられるし、明るくて見やすい。
そして、直接比較して分かったのだが、多少音もいい。特に音楽を聴くと、1Sの方がクリアな音質であることが感じられる。ただし、ここは大きな差ではなく、直接比較して感じるレベル。

筆者の感覚は間違っていなかったのだ。
実はスペック的にも、細かい部分で1Sの方が優れている
では、何が違うのか改めてスペックを較べてみよう。

こうやって見る限りは、ほとんど同じに見える。念願の自社製チップX1や、ソニー製の0.68 inch Micro-OLEDディスプレイも同じ。つまり基本性能は同じはずなのだ。
一番の違いは視野角だが、その差はわずか2°。解像度は1920×1080から1920×1200に向上している。最大輝度は600nitsから700nitsに。それぞれの向上は小さいが、それらの積み重ねが効果を発揮しているのだろうか?
特に、筆者は距離を1mにした時の50インチ表示が良いと感じた。つまり、デスクの上に大型ディスプレイを置いている感覚だ。この表示サイズが興味深かったので、全部数値を表示して、表にしてみた(手作業でプチプチと調べたので間違いがあるかもしれない……)。

よく確認してみると、実はOneでは、1mの距離に置けなかった。
しかし、筆者の使い方だと、XREALはそれほど視差がハッキリと出ないので、どの距離に置いてもあまり「遠くにある」という感じがしないから、あまり変わらない。つまり、縦軸の変更はあまり意味がないように感じる。5つの画角で表示できる……というのがポイントだと思っていい。
というわけで、2mの距離でOneだと84インチ(おそらく1mに置けるなら42インチ)、1Sだと、100インチ。Oneと1Sを比較した時の、この差が大きいように思う。
使い方にもよるかもしれないが、筆者的には1Sが良いと感じた
ここまで論を展開してからいうのもなんだが、XREALは何と繋いでどんな使い方をするのか? でかなり感想が違うのかもしれない。筆者の場合はMacBook Proに繋いで外付けディスプレイとして使うか、iPhoneに繋いで横画面でコンテンツを楽しむという用途が中心だ。そういう用途だと、1Sで最大サイズにして見るのが一番いいという結論だ。

前述の通り、筆者はOne ProよりOneの方がいいと思うし、1Sの方がさらにいい。つまり1Sがベストだ。
さらに、Eyeを付けて6DoFにした方がいい。
Eyeなしの3DoFだと、細かい文字が見えなくて画面に顔を近づけた時に、仮想のディスプレイも頭と一緒に逃げてしまって、距離が近づかない。
Eyeを付けて6DoFにすると、顔を近づけても画面が空間に固定されているから、文字を大きく見ることができる。MacBook Proの外部ディスプレイとして使う時に便利だ。というか、外部ディスプレイとして使うなら、これが必須だ。
そんなわけで、1SとEyeの組み合わせで、筆者は初めて「原稿を書く時の外部ディスプレイとして仕事に使える」と思ったというわけだ。

写真を加工したりセレクトしたりといった作業であれば、より圧倒的に大きな仮想の画面サイズを活用できるVision Proが必要だが、資料を見ながら原稿を書くならXREAL 1S+Eyeは使える。Vision Proよりずっとコンパクトだし、出張時の荷物にもならない。安価でもある(Vison Proと比べれば)。
というのが、現時点での結論。XREALはこれからもどんどん進化していくと思うから、また新しい製品が出たら、変化するかもしれないが。
(村上タクタ)
関連する記事
-
- 2026.01.09
Even G2+R1試用1日目レポ。日常的に使う初のグラス型デバイスになるかも!
-
- 2025.12.31
XREALの長時間稼働を実現するXREAL Neoを体験
-
- 2025.12.31
廉価版? という情報も聞いたXREAL 1Sを使ってみたら、驚くほど良かった件
-
- 2025.12.22
フォースの光と闇を呼び覚ませ! レイバンがスター・ウォーズ コレクションを発売

