書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

いろいろと時代の変化を感じるAUGM Tokyo 2025、開催!

2025年10月25日、今年もAUGM Tokyoが開催された。会場は、新宿のKDX東新宿ビル3Fの快・決いい会議室新宿店。ベンダーの出展とプレゼンテーションに加え、本田雅一氏の基調講演、ゲストトークとして法政大学教授の川畑史郎氏の量子力学についての講演などが行われた。

ついに、星川哲視さんが、トリニティを『卒業』

今年も例年通りAUGM東京が開催された。

基調講演はいつもアップル取材などでご一緒する本田雅一氏。日々の取材を通して、これからのアップル製品がどうなるのか? AIの導入という大きな時代の変化に対して、アップルがどう対応しようとしているのか? などの話をされた。

メーカーのプレゼンテーションは、フォーカルポイント、PFU、トリニティ、Linksys、松葉製作所、StarTech.com、アイディアリアル、Hossy.orgの8社。

フォーカルポイントは、現在扱っているShokz、UGREEN、Dreameについて解説。

PFUは、ScanSnapの新型であるiX2500と、HHKBのラインナップの変更(Type-SでないHYBRIDの廃止と、ClassicラインナップのType-S化と充実)と、ScanSnapで読み込んだデータのAIでの活用について説明された。

オンラインにあるデータのAIでの活用についてはものすごい勢いで進んでいるが、紙のデータをAIに取り込むにはスキャンするしかないわけで、これからもScanSnapの果たさなければならない役割は大きいということだ。

興味深かったのはトリニティとは別にHossy.orgの名義で行われた星川哲視さんのお話。約20年の歴史を持つトリテニィと、その代表だった星川さんは、ほぼずっとAUGMに参加してきた。しかし、今年、星川さんが50歳を目処にトリニティの代表を後進に譲り、会社の株式もすべて売却。今後自分がやりたいと思うこと、やるべきと思うことにフォーカスしていくとのこと。

AUGMに行くと必ずお会いできた『トリニティの星川さん』が、今後いらっしゃらないかと思うと、一抹の寂しさを感じるが、これもまた時代の変化なのだろう。

ベンダーブースでは、当日限りの特価で販売されているものもあり、おおいに賑わいを見せていた。

広島から参加の松葉製作所は、実はAUGM Tokyo初参加とのこと。

今回の注目は、予価30万円を超えるという新開発のテーブル。そのうち、ウェブサイトなどでも発表されると思うが、楽しみにしたい。天板だけを単品で販売して、昇降デスクとしても利用可能になるという。詳細仕様、値段などは同社サイトでの発表をお待ちいただきたい。

いつか、Macのプラットフォームが量子ビット化される?

最後の『ゲストトーク』として登壇されたのが、法政大学情報科学部/NEDOイノベーション戦略センターの川端史郎さん。なんとテーマは『Appleギークの量子コンピュータ超入門』。

量子力学の話なのだから、当然のことながらすごく難しいのだが、『自称アップルエバンジェリスト』を名乗る川端先生の話は分かりやすく、『量子力学面白い!』と思った人も多かったと思う。

Googleをはじめとした、現在研究している企業は、2030年ごろの実用化を目指しているのだが、川端先生によると、現在の技術力ではもう10年かかって2040年ごろの実用化が現実的とのこと。

スライドにある『iPod戦略』とは、日本はiPodを作ることはできなかったけれど、iPodに使われた1.8インチHDDなど部品技術は日本製。今回の量子コンピュータにも使われるケーブルが日本の社員数わずか17人の会社が世界シェア100%ということで、日本は部品技術をしっかりと押さえているというお話。

いつか、Macのプラットフォームが量子ビット化される日が来るのだろうか? 大変面白いお話だった。

(村上タクタ)

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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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