超巨大な家庭用バッテリーを発売
モバイルバッテリーのトップ企業となったAnkerはその技術を活かして、家庭用充電池の事業に参入した。
使用するバッテリーセルは長期運用が可能で、安全性に優れたリン酸鉄リチウムイオンを使用。電池パックごとに8つのセンサーを持ち、異常を検知することで、万が一に備える。エネルギーの大きなバッテリーのリスクに備える設計となっているのだ。
家庭に蓄電池を備え太陽光パネルと併用することで、ソーラーパネルで発電できる昼間には蓄電し、必要性の増す夜に放出することで、電気代を節約でききる。
また、震災などでインフラが寸断された場合にも、Anker Solix XJ は家庭に電気を供給し続けることができる。
一般的な4人家族の家庭において、5000Whで約1日、1万Whで約2日、1万5000Whで約3日間電気を利用することができる(概算)。
バッテリーはAnkerの得意分野なので、新規事業として行いやすい。
Anker始まって以来の超高額商品ということでさまざまな、新たなチャレンジがが用意される。製品単体を売るというわけではなく、事前の調査、取り付けなど包括的なプランとなっており、最大15年までの分割払いが可能となっている。
製品保証はなんと15年。
もちろん、高額製品なので、長期間壊れても修理可能な状態を保持してほしいが、創業から14年しか経っていない企業が、15年の長期保証を用意するというのは大きなチャレンジだといえるだろう。経営基盤、生産能力の安定などがあって、提供を決断できたサービスだという。
実際のところ、ソーラーパネルと合わせて本機を活用するためには、一戸建てに住んでいる必要があるなどいろいろな条件を満たす必要があるが、利用できれば災害時の安心感が増すし、電気代を安くすることもできる。また、何より太陽光発電で作った電気を効率良く消費することができるので、地球環境にも大きく貢献することができる商品だ。
(村上タクタ)
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