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Anker、リチウムイオンバッテリーの安全性をさらに強化

昨年、日本国内で50件以上のモバイルバッテリー発火事故が発生し、その中にはAnkerの製品も含まれていた。この事態を重く受け止めたAnkerは、モバイルバッテリーのリーディングカンパニーとして、製造、使用、回収という各段階における包括的な安全性の向上に取り組むことを発表した。

製造の工程を監視し、意図的な製品品質低下を把握

まず製造段階においては、現場管理システムを刷新し、新たにモニタリングシステムを導入することで、Ankerが指示した製造工程が厳格に守られているかを監視できる体制を構築したとのこと。これまで、あるていどサプライヤーを信頼した体制だったのが、途中で勝手に部品の品質を変えられたりした案件を受けてのものだと思われる。

また、新しい品質基準に満たない委託先との契約を終了し、パートナーの再選定を行った。さらに、自社のテストラボを増設し、過酷な温度下での動作確認や、充放電特性試験といった厳格なテストをさらに厳密に行える体制を整えた。

自分のアカウントで、自分の製品の購入時期などを確認

使用段階においては、ユーザーに対する利用時の注意事項に関する啓発活動を強化するとともに、ユーザーが購入時期や型番を自分のアカウントに登録できる仕組み『Anker My Gear』を導入するという。


これにより、自分のアカウントでログインすると、ユーザー登録した製品の購入日時の確認や、リコール時の迅速な特定が可能になった。

さらに、リチウムイオン電池安全啓発キャラクター『リイオンくん』を制作。耳のところが燃えているのが、かなり攻めたデザインだ。このキャラクターはリチウムイオンの安全性の啓発活動であれば、Anker以外も自由に使えるとのこと。

回収することで、30%オフをゲット

回収段階においては、自社による引き取り体制を拡充し、全直営店への回収ボックス設置や家電量販店との連携を進めるという。

これまで自治体では引き受けてもらえなかった膨らんでしまったバッテリーも含め、いかなる状態の製品(現時点ではAnker製品に限る)の回収も受け付けるとのこと。

加えて、3月末までの期間は古い製品の回収に協力したユーザーには新製品の30%割引を提供する買い替えキャンペーンを実施する。

大きなエネルギーを内包するリチウムバッテリーには常に一定の危険性が伴うが、Ankerは業界のトップ企業として、ユーザーの安心と安全を追求する姿勢を表明したということだ。

(村上タクタ)

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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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